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カニカマブーム到来

先日ふとテレビを観ていたら、世間ではカニカマがブームになっているそうです。

私は普段はあまりテレビを観ないのでその情報に驚きましたが、どうやら昨年ぐらいから人気に火が付いたようですね。

それを知って意識的にスーパーの棚割りを見ると、たしかにたくさんの種類のカニカマが大量に並べられています。

ネットで調べてみるとこんな商品もありました(笑)

たんぱく質チャージ!カニカマッチョ(カネテツ)

カニカマの人気の理由は、「安い」「おいしい」だけでなく、「手軽にタンパク質が摂れる」ということで、ダイエットやボディメイクに効果的だからとのこと。
(恐らくですが何かの番組で特集されたんでしょうね)

特にタンパク質が不足しがちな高齢者を中心に売れまくりだそうですよ。

私が観たテレビでも、70代のご婦人が「これを食べたら筋肉が付くらしいから」といって、大量のカニカマを購入されていました。

カニカマを食べるだけで筋肉が付くかどうかはさておき、たしかにタンパク質を摂取するには適した食品だと思います。

カニカマをはじめとした練り製品の主原料はスケトウダラという白身の魚です。

スケトウダラは脂質が少なく、タンパク質の塊と言っても過言ではない優秀な食材ですので、それを使った練り製品はタンパク質が豊富なわけです。

また、練り製品にはスケトウダラをすり身の状態にして使用するため消化がとても良く、さらにはカニカマはカニの食感に寄せるため口の中ですぐにほぐれるような加工がしてあります。

消化器官が弱りがちな高齢者にはまさにうってつけの食品と言えますね。

練り製品の真実

ただし、そんな優秀なカニカマも非の打ち所がない完璧な食品というわけではなく、注意しなければならない点があります。

それは、カニカマを含む練り製品は、添加物が使われやすい食品であるということです。

スーパーなどで売られている一般的な練り製品には、たくさんの添加物が使用されています。

増量剤、PH調整剤、離水防止剤、乳化剤、化学調味料、合成着色料、合成保存料、人工甘味料などなど。

こんなにたくさんの添加物を使用する理由は、ズバリ商品の原価を下げるためです。

先述の通り、練り製品には魚のすり身(主にスケトウダラ)を使用しますが、何も100%がそうではありません。

魚のすり身は原価が高いので、ほんの30%程度しか使われていないものもあります。

それではどうやって70%を補うのかと言うと、増量剤で水と油を混ぜてかさ増しをします。

当然それでは食感が悪くなるため、乳化剤で水と油を混ぜてなめらかな食感を出します。

魚が少ない分味も悪いため、アミノ酸などの化学調味料をたくさん入れてごまかします。

カニカマには鮮やかな紅色が欠かせませんので、合成着色料を使用しているものもあります。

本来練り製品は、そのほとんどが魚のすり身で作られます。

そのすり身に塩を混ぜて練ることで、十分な粘りやうまみを引き出します。

ちゃんと作られた練り製品であれば、余計な添加物を使用する必要はありません。

ですが、そのような練り製品は価格が高くなるため売れにくいので、スーパーなどは店に並べません。

消費者としても、練り製品に数百円もお金をかけたくないでしょうから、現状のような添加物がたくさん使われている練り製品が売られているのは当たり前だと言えますね。

製造メーカーや販売先が儲かるため、または消費者が安いものを求めた結果、練り製品は添加物だらけになったというわけです。

デメリットも理解したうえで食べることが大切

だからといって、カニカマはカラダに悪いから食べるなと言いたいのではないですからね。

添加物がたくさん使われていることを知ったうえで、それでも味が好きだったり、良質なタンパク質を摂取するために食べるのは良いと思います。

良くないのは、カニカマが100%カラダに良い食べ物で、食べれば食べるほど健康になると思い込むことです。

この世の食べ物は、すべてにおいて食べることでのメリットとデメリットが存在すると言っても過言ではありません。

健康やダイエットに良いと言われているお肉だって、食べ過ぎれば腎臓に負担が掛かったり、余った栄養素が体脂肪として蓄積されるなど弊害が出てきます。

健康食と思われている野菜だって、種類によっては食べ過ぎると毒になったり、残留農薬の問題もありますしね。

それと同じで、いくら優秀と言われているカニカマも、やはりデメリットは存在するわけです。

何事にも言えることですが、多くの人はメディアなどの情報に流され過ぎる傾向があります。

一昔前に流行った「アーモンドブーム」なんてまさにそうで、ダイエットに効果的との謳い文句でとあるテレビ番組で取り上げられると、あらゆるスーパーからアーモンドの在庫が無くなりました。

当時私は食品会社に勤めていましたが、その時のアーモンドの売れ方は異常で、通常の10倍以上の売り上げがあったことを記憶しています。

では、実際にアーモンドを食べて痩せた人がいるでしょうか?

アーモンドをはじめとする種実類は、脂質&カロリーが非常に高い食べ物ですので、当然ながら食べ過ぎれば確実に太ります。

「オメガ3」だの「ビタミンB」だのが豊富とのことで話題になりましたが、実際に含まれている量は大したことはありません。

あのブームで逆に太ってしまった気の毒な人はたくさんいると思います。

ですが、そのことを知ったうえで、嗜好品としてアーモンドを食べるのであれば良いと思います。

どんな食べ物も同じで、メリットばかりに目を向けず、すべてを理解したうえで食べるかどうかの選択をするべきだと思います。

ちなみに、私はカニカマがブームになる前から味が好きで食べていましたので、添加物のことを理解したうえでこれからも食べ続けるつもりです。

また、今回の話が気になる方は、こだわり系のスーパーやネット販売であれば、添加物の少ない練り製品を買うことができるのでそれを食べると良いと思います。

ではでは。