第4弾

さてさて四回目です。

これまで、なぜお酒がダイエットに悪影響を及ぼすのかをお伝えしてきました。

今日はちょっと嗜好を変えて、お酒を飲むとなぜ食欲が増すのかをお伝えしていきます。

酔うと食べちゃう

酔っ払うとなぜだかおつまみをたくさん食べてしまいますよね。

それどころか、さんざっぱら飲み食いしたというのに、さらに締めとしてラーメンや丼ものなどのボリューミーなものを食べたくなることもしばしば。

理性が働いている普段であれば食べたくても我慢はできますが、酔っ払ってしまうと理性が吹き飛んでしまい、太るとわかっているのに「今日ぐらい大丈夫だろ!」とか「うどんはヘルシーだからね!」などと訳のわからない理由をつけて食べてしまいます。
(私自身、何度失敗してきたことか・・・涙)

それらはなぜ起きてしまうのかというと、脳が騙されてしまうからです。

具体的に説明しますね。

糖質は貯蔵される

その前にまず知っておいていただきたいのが、食事で摂取した糖質は肝臓にある程度の量が貯蔵されるということです。

摂取した糖質は、まずエネルギーとして使用されますが、使いきれずに余ったものは筋肉や肝臓に「グリコーゲン」という物質に変換されたあとに貯蔵されます。

筋肉と肝臓の貯蔵キャパシティは限界があり、それを超えてしまうと残りは体脂肪として蓄積されてしまいます。
(これが糖質を取りすぎると太る原因です)

んで、体内に貯蔵されている糖質(グリコーゲン)が少なくなると、一時的な低血糖状態になり、カラダが糖質を欲するようになります。

こうなると理性云々ではなく、本能的に糖質を食べたくなって空腹を感じてしまうわけです。

アルコール分解には糖質が使われる

ここまでは人間の正常な食欲についての説明なのですが、お酒を飲むとこれがイレギュラーを起こします。

お酒を飲むと、カラダにとって猛毒であるアルコールを無害な物質に分解するため、肝臓が分解作業を行います。

これは決して大袈裟ではなく、命にかかわることですので、肝臓はフル回転で働きます。

肝臓も糖質をエネルギー源として使用するため、肝臓に貯蔵してある糖質(グリコーゲン)が大量に消費されます。

すると、胃の中にはさっき食べたものがたくさん入っているのに、一時的な低血糖状態になるため、さらに糖質を欲して空腹感が増すというわけです。

これは決して栄養素を求めた本質的な食欲ではなく、アルコール分解によって起きる発作的な食欲に脳が騙されているわけです。

対策は?

もしもしっかりと飲み食いした後に食欲に襲われたら、「騙されないぞ!」と強い意志をもって我慢してください。

と言って我慢できるなら苦労しないわけで、酔っ払って理性が飛んだ状態で我慢できるわけがないですよね(-_-;)

できる対策とすれば、

①理性が飛ぶまで飲みすぎない
②食べ物を家に置かない
③コンビニに寄ってしまう癖を治す
④同行者がいたら止めてもらう

などでしょうか。

現実的には①に尽きると思います。

ダイエット中でもお酒を飲んでもいいですが、あくまでもほどほどにしておくことが大切です。

まあこれも「わかっちゃいるけどやめられない\(^o^)/」的なことですけどね 笑

ただ、なぜお酒を飲むと食欲が増すのかの理屈を知っておけば、無意識的に制御がかかることもあるので理解することは重要です。

実際、私も以前はよく酔って帰って朝起きたらコンビニ弁当の空き容器が転がっていたことが多々ありましたが、知識を身に着けてからは一切なくなりました。

記憶がなくなるほど酔っ払っても、無意識にセーブしているのでしょうね。

以前の私のように、酔っ払うとついつい過食しちゃいがちの方々も、今回お伝えした理屈を知ると少しは改善されるかもしれません。

頑張ってお酒と上手に付き合いながら、ダイエットを成功させましょうね(^^)

ではでは。

 

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