体調崩さぬようご自愛ください
なんだかコロナでもなくインフルエンザでもない、謎の体調不良が流行ってません?
お客様の中にも原因不明の発熱やのどの痛み、長引く咳に悩まされている方が少なくありません。
かく言う私も、12月中旬から年末年始にかけて咳が続きまくり、最終的には「咳喘息」と診断されて治るまでに3週間程度を要しました。
(夜もろくに眠れず、咳のし過ぎであばらにヒビも入っちゃいました 泣)
私の嫁も年末に謎の発熱の症状が出て、すぐにPCR検査とインフルエンザ検査を行いましたがどちらも陰性。
その後すぐに熱は引いたものの、やはりしばらく咳が続いていました。
まだまだ寒い日が続きますので、皆様も体調を崩されませんようご自愛くださいね。
糖質制限ダイエットの是非
さて、今回はお客様からのご質問。
これまたいまだによく聞かれるものでして、
糖質制限ダイエットはどうなの?
というもの。
私どものジムでは糖質制限ダイエットは推奨していないため、当然完全に反対派だと思われがちですが決してそういうわけではありません。
結論を言えば、
糖質制限は使い方次第で敵にも味方にもなる
ということです。
糖質制限のメリット・デメリット
まず糖質制限ダイエットとは何かというと、文字通り糖質(炭水化物)の摂取量を制限することによる恩恵によって体脂肪を減らすというものです。
その恩恵はというと、大きく分けて以下の2点。
➀インシュリンの分泌を抑える
➁糖質の代わりに体脂肪をエネルギー源として利用しやすくなる
この➀と➁のおかげで糖質の制限はダイエットに効果的だと言えます。
(詳細は今回は割愛)
が、何事もメリットもあればデメリットもあるもので、糖質制限ダイエットの最大のデメリットは「筋肉が分解されやすい」ことです。
これが非常に厄介で、糖質制限ダイエットを行って体重は減ったものの筋肉量をがっつり減らしてしまい、理想としていたカラダにはなれないというパターンが多いです。
なぜそのようなことが起きるのかというと、まず糖質というものは人間にとって最大のエネルギー源であり、それを制限してしまうと別のもので補わなければなりません。
理論上は糖質の代わりに脂質(体脂肪)をエネルギー源とするのですが、実は脂質はカラダにとってエネルギーとして利用しにくい栄養素で、スムーズに代替できないわけです。
では何を代わりにエネルギー源とするかというと、ずばり「筋肉」です。
厳密に言うと筋肉を分解してとある栄養素を抜き出し、それを肝臓で糖質に作り変えてエネルギー源とするわけです。
つまり、糖質を制限し過ぎればし過ぎるほど、カラダは筋肉を分解してそれを材料として糖質を作り出すというリスクが出てしまいます。
よって、長期的な糖質制限ダイエットはおススメしません。
短期的には効果あり
ですが、計算づくの短期的なものであれば使いようによっては効果的。
特に正月太りなんかの「短期間で急激に太った場合」にはかなり効果的で、3日間程度の糖質制限を行ってみるのもありです。
体内の余剰な糖質を減らすことができますし、同時に年末年始で付いてしまった食べグセも治すことができて一石二鳥。
3日間程度なら筋肉の分解もそこまで心配しなくても大丈夫。
暴飲暴食によってたっぷりと糖質が蓄えられてますから、短期間であれば筋肉を分解しなくてはいけない程糖質が枯渇することはありません。
正月太りだけでなく、ちょっと食べ過ぎが続いている時などの調整にももってこいです。
本質(メリットやデメリットなど)を理解する
前回もお伝えした通り、急激に増えた体重(体脂肪)は比較的元に戻りやすいです。
その性質を利用して、早いタイミングでしっかりと節制してしまえば正月太りなんて意外と簡単に解消できます。
糖質は中毒性が高いので3日間だと言えどなかなか辛いものがありますが、年末年始の怠慢を取り戻すためには多少の我慢も必要です。
糖質制限ダイエットについてはもう長いことその是非について語られますが、良いか悪いかは今回お伝えした通り、「どのように、何の目的で使用するか」によって変わります。
糖質制限=痩せるといった表面上だけを見るのではなく、メリットとデメリットを理解した上で、効果的に行うようにしましょう。
正月太りに悩んでいる方は、まずは試しに1日だけ糖質制限を頑張ってみることをおススメします。
ではでは。