いまやコンビニは栄養強化食品の宝庫

先日ちょいと暇な時間があり、非常に寒い日でしたのでコンビニの中へ逃げ込みました。

私は普段はあまりコンビニを利用しませんので、たまにはと店内をぐるりとチェックしてみました。

するとどうでしょう、至る所にダイエット向けの食品が売られているではないですか。

お弁当コーナーではたんぱく質を豊富に含んでいるとアピールされたものや、糖質を〇〇%カットしたものなどが。

お菓子コーナーにも同様のたんぱく質強化商品や糖質オフ商品、さらには食物繊維やビタミンが豊富なものまで。

飲料も同様で、お酒までも糖や脂肪の吸収を抑える効果のあるという機能性食品がたくさんありました。

果てはカップ麺で、なんとなんとあのカップヌードルの糖質50%OFF&たんぱく質強化したものが売られてましたよ!

すごくないですかコレ?

とまあ昨今のダイエット&フィットネスブームが象徴されたラインナップとなっていましたが、だからと言ってこれらが強い味方になるかは別問題です。

というか、キャッチコピーに騙されると痛い目に合うこと間違いなし。

食べて痩せる食品はこの世に存在しない

まず大前提として、食べて痩せる食品はこの世には存在しません。

糖質50%カットだろうが、タンパク質が20g入っていようが、それらは魔法の食べ物ではなくただの食品です。

どちらも食べ過ぎれば当たり前に太りますし、そのような商品も意外とカロリーは低くありません。

例えば「糖質オフ」ですが、砂糖や果糖の代わりに人工甘味料を使えば糖質は下がります。

ですがコクや旨味などを補うためにその分脂質が多めに使われているものなどもあり、思いのほかヘルシーではなかったりします。

糖質オフの商品をたくさん食べて逆に太ってしまうパターンって少なくないんですよ。

カロリーオフも同様で、カロリーオフの定義って、

食品は100gあたり40kcal以下、飲料は100mlあたり20kcal以下

と、条件がかなりゆるいんですよ。

カロリーオフ=カロリーゼロぐらいのイメージで勘違いして食べ過ぎることも多いので、これまた気を付けないといけません。

たんぱく質はなるべく素材から摂取する

たんぱく質強化商品はたしかに手軽にたんぱく質が補給できるので便利なのですが、どうしてもそのほとんどが加工食品になるため、余分な添加物を摂取しがちです。
(ほとんどがホエイたんぱくや大豆たんぱくで強化しているため)

また、加工度が高すぎるたんぱく質は変性を起こしており、吸収率が下がるとも言われていますのでこれも注意が必要。

先ほど挙げたカップヌードルPROの栄養成分は以下の通り。

カロリー   274kcal
たんぱく質 15.2g
脂質   16.8g
炭水化物   35.4g
糖質   15.3g

数字だけ見るととてつもなく優秀です。

1日3食これだけ食べていれば簡単に痩せられそうです。

と言いたいところですが、やはり加工食品なのでハンパじゃない添加物が使われており、食べ過ぎはNG。

これがカップヌードルPROの原材料↓

よくぞこのスペースに収めたな

添加物はカラダにとっては毒で、体内に吸収されると肝臓が解毒作業を行います。

その間は本来の代謝がストップしてしまうので、結果として痩せにくくなります。
(アルコールと同じ代謝経路ですね)

ダイエットやボディメイクを上手に行いたい人は、なるべく添加物の摂取量を減らした方が良いです。
(完全カットは不可能なので「なるべく」減らすという意識が大切)

カップラーメンが食べたくてたまらない衝動に駆られた時に、たまーに食べるならコレを選ぶのは大正解だと思います。

やはり必要な栄養素は素材から摂るべきです。

たんぱく質ならば肉、魚、卵、乳製品、大豆などから摂り、糖質は米、小麦、芋類、その他穀類を摂り過ぎないよう食べる。

その方が微量栄養素(ビタミンやミネラルなど)も豊富に含まれていますし、何より変なものを摂取しなくていいので健康的です。

どうしても自炊が出来ないという人はコンビニなどを活用するのは良いと思いますが、やはりヘルシーと謳っている商品を過信し過ぎるのは禁物です。

出来合いのものを買って食べる時は、出来る限り素材に近い加工度の低いものを選ぶと良いです。

人間のカラダはは食べたもので出来ています。

キャッチコピーに踊らされず、自分の頭で考えて食べるものを選択していきましょう。

引き続きともに頑張りましょう。

ではでは。