夏とともにダイエットも終わり?

夏の猛暑が嘘のように、最近は連日過ごしやすい気温が続いています。

もう完全に夏の終わりを実感しますが、それと同時にダイエットをやめちゃっている人も多いのではないでしょうか。

私どものようなパーソナルジムも夏前が最繁忙期で、夏が終るとビックリするくらいヒマになります。

露出が減ってカラダのラインが見えない秋・冬は別に痩せる必要が無いと思うのも分かります。

ダイエットの得意不得意

ですが、この時期でもダイエットを頑張られる人は意外と少なくありません。

すでに来年の春や夏を見据えて今のうちから絞るという方もいれば、季節関係なく年中キレイな体型をキープするために鍛える方もいます。

また、この時期は気候の良さもあって結婚式が多く、私どものお客様にもご本人が結婚式を控えている方もいれば参列者として参加される方もいらっしゃり、皆さまそれぞれ当日に向けて頑張っておられます。

かくいう私も年末年始の超暴飲暴食時期に向けての貯金を作るため、今のうちから減らせるだけ減らそうと頑張っております。

私もパーソナルトレーナーとしてたくさんの方のダイエットを見てきましたが、「ダイエットが上手な人、下手な人」がいることに気が付きました。

まあ実際のところダイエットは非常に難しいので不得意なのが当たり前とも言えます。
(でなければパーソナルトレーニングジムは存在しませんもんね)

ダイエットが上手な人

ではダイエットが上手とはどういうことなのか、皆さまの参考になるよう今回はダイエットを得意としている人の特徴についてお伝えします。

それはズバリ、

飽きずに続けるための工夫が上手

ということです。

ダイエットを失敗してしまう最大の原因は「飽き」なのです。

ダイエット中の食事に飽き、さらにはトレーニングにも飽きてしまい、ついにはダイエットそのものに飽きてしまって続かないケースがとてつもなく多いこと。

まあたしかにその気持ちはよく分かります。

ダイエット中の食事なんて何も考えないいつもの食事に比べてそりゃもう退屈なものですし、トレーニングなんてそもそもやりたくないですからね。

でもね、食事もトレーニングもやらないとキレイに痩せることは不可能ですので避けては通れないのです。

ダイエットが上手な人は食事もトレーニングも、継続的に行えるよう工夫して乗り切っています。

ダイエットの食事の工夫

例えば食事についての工夫。

単調で淡白な味付け、ささみや鶏胸肉などのパサパサの食感、甘いものや揚げ物など好きなものを食べられないストレス、などダイエット中の食事に関しては飽きる要素が実に満載です。

ダイエットが上手な人はこれらを変えていきます。

味付けは特にこだわらず自分の好きな調味料を使いますし、食感に関しては多少カロリーが増えてもささみ・鶏胸肉以外の部位を使ったりミンチにして食べやすい食感にするなど工夫を凝らします。

甘いものや揚げ物も、太らない範疇で多少は食べてストレスを溜め込まないようにします。

そりゃささみや鶏胸肉を塩コショウで食べ、甘いものや揚げ物を一切食べない生活をすれば確実に痩せますが、そんなハードなやり方は続けられずすぐに飽きが来てリバウンドしてしまいます。

上手な人はある程度の「ゆとり」を持たせた食事を長期的な目線で行う人が多いですね。

トレーニングを続ける工夫

トレーニングに関しても同じで、ダイエットが下手な人は毎日しっかりと行おうとしますが、それだとほとんどの人は続けられません。

モチベーションが高いうちは毎日でも続けられますが、それを保ち続けるのは至難の業で、せいぜい続いても1か月程度ではないでしょうか。(人によっては3日もたないことも)

筋トレもジョギングなどの有酸素運動も、高頻度でやるに越したことはありませんが結局続かなければ何の意味もありませんからね。

また、単調なトレーニングだと食事同様に飽きが来てやる気が一気に失われてしまいます。

上手な人は無理なく続けられるペースで行っていますし、単調にならぬよう専門家によるパーソナルトレーニングやエアロビクスなどのグループレッスンを受講して飽きないようにしています。

また、トレーニングはついついサボりがちになるため、あえてパーソナルトレーニングなど予約制のサービスを利用して「通わなければいけない」状況を作っています。

本来人間はストイックではない

世の中のほとんどの人がストイックではありませんので、食事もトレーニングも「飽きずに続けられる工夫」がどれだけ出来るのかがダイエットを成功させるためのコツですし、ダイエットが上手な人はここら辺が非常にうまいです。

本来ストイックでない私たちが、ストイックなダイエットをやろうとしても難しいです。

ダイエットが下手な人はここが理解できておらず、必要以上にハードにやり過ぎてしまって飽きて挫折するケースが多いです。

何度も言いますが続かなければそのダイエットはどれだけ頑張っても失敗に終わります。

食事もトレーニングも内容はどうあれ、継続できなければいつか必ずリバウンドが待っています。

そうならぬよう、肩の力を抜いてある程度ゆるく行うことが必要ですし、自分なりの飽きない工夫が重要になるわけです。

「2か月でマイナス10kg以上」などといった非現実的な目標設定は行わず、「1か月マイナス1kg」ぐらいの現実的な目標を掲げましょう。

これを10カ月続ければマイナス10kgですよ、十分な結果と言えるでしょう。

ダイエットが上手な人はこの目標設定も上手です。

無理なく現実的で継続可能なやり方を見つける、これがダイエット成功の最大の近道です。

自分一人ではよく分からないという方は、ダイエットのプロであるパーソナルトレーナーに相談するのも効率的だと思いますよ。

欲張らず、長期的に頑張っていきましょう。

ではでは。