“飲む理由”が満開になる季節

春って、なんだかんだで慌ただしい季節です。
出会いと別れ、移動と着任、歓迎と送別――そんな人間ドラマがあちこちで同時多発していて、気づけば「とりあえず飲もう」という話にまとまりがちです。

「花が咲いたから飲む」「誰かが辞めるから食べる」「新しく来たからケーキ」。
冷静に考えると、すべて食欲とアルコールに結びついている。
もうこれは、春=摂取のシーズンと言って差し支えないのではないでしょうか。

おそらく、先週から今週にかけて花見を楽しまれた方も多いと思います。
桜の下で座り込み、寒空の中で缶チューハイを飲み、ちょっとした野外サバイバルをこなすという日本独特のイベントです。
そして、そのまま流れるように4月が終わり、ゴールデンウィークという名の『食べ放題週間』へ突入します。

ここで気を抜くと、一気に膨らむのがカラダのライン。
4〜5月は、年末年始に次ぐ「太る危険ゾーン」と言われています。
せっかく春のはじまりに「夏までに痩せるぞ」と誓ったはずなのに、数週間でその意志がスナック菓子に負けていく…。
じつにもったいない話です。

飽食の春の乗り越え方

ということで今回は、この「春の誘惑」をどう乗り越えるか、3つのポイントにまとめてお届けします。

➀行事は楽しむ、普段は締める。メリハリが命です。
歓送迎会や花見など、いわゆる「断れないイベント」において、完璧な食事制限を通すのは正直ムリです。
断ろうものなら「ノリ悪っ」と言われるのがオチですし、乾杯のビールを水で済ませようものなら、たぶん記憶に残る黒歴史になります。
なので、こういった行事は潔く楽しむのが正解です。

ただし、その前後でしっかりと調整を入れることが大切。
普段の食事は「楽しむ」ではなく「整える」。
思い切って糖質や脂質を抑えて、いわゆる「地味メシ」に徹するのも一つの手です。

「これはごはんじゃない。燃料補給だ」と割り切れば、案外ストレスも減りますし、「自分、やってる感」がちょっと気持ちいい。
行事と日常、このメリハリを意識するだけで、体重の乱高下はかなり防げます。

➁ガチじゃなくてOK。日常の動きで運動量アップ。
春になって、やっと外に出るのが億劫じゃなくなってきました。
朝の冷え込みもマシになって、「布団から出る vs 出ない」の戦争も小康状態。

この時期は、テンションも少し上向きになってくるので、「ちょっと体を動かす」が自然にできるチャンスでもあります。

とはいえ、ジョギングやら激しめの有酸素運動を急に始めると、大抵三日でやめます(経験談)。
なのでまずは、「歩く時間をちょっと増やす」ことから始めてみてください。
買い物のときに一駅歩くとか、エスカレーターじゃなく階段にするとか。
これだけでも、一日5,000歩くらい余計に動けるはずです。

さらに余裕が出てきたら、ちょっとした筋トレも加えてみると効果倍増。
「筋肉って、裏切らないんだな」と気づくのは、だいたい2週間後くらいです。

➂プロに頼る。最短でラクに痩せたいなら。
ここまで読んで「いや、それでも自分じゃムリそう…」と思った方。
安心してください、パーソナルトレーニングに頼る手があります。

パーソナルトレーナーって、ただ筋トレを教える人じゃありません。
あなたの生活、仕事、性格、食の好み――そういう全部を見て、「どうしたら無理せず続けられるか」を一緒に考えてくれる存在なんです。

そして、今この4月は、夏に向けてダイエットを始めるにはちょうど「締切間近のギリギリライン」でもあります。
カラダを変えるには最低2〜3ヶ月はかかりますから、始めるなら今がベスト。

ちなみに、福岡市にお住まいの方でしたら、私たちのジムでも体験トレーニング&入会金無料のキャンペーンをやっています。
「試しに話を聞いてみたい」くらいの温度感でも、ぜんぜんOKです。

浮かれる春こそ、ちょっとだけ締める決意を

以上、なんだかんだと書いてしまいましたが、春の太りやすさは事実です。
でも逆に、この時期を乗り切れれば、夏の自分にちゃんと間に合う。

せっかく芽生えたやる気を、花見と焼肉とビールで流してしまわないように…。
この春は、ちょっとだけ「締めていく」方向でいきましょう。

ではでは。