本日も、福岡市中央区(薬院・高砂・清川・渡辺通)のパーソナルトレーニングジムTRYCEが、皆さんに役立つブログをお届けします。

お腹がすいて眠れない?

「寝る前にお腹がすいてどうしようもありません!」
これは当ジムで頻出する、いわば“ダイエットあるある”トップランカーです。

私どもがお客様の多くにお願いしているのは、夕食を軽めに、という節制。
それもこれも、ボディメイクと健康のため。
脂肪がうっかり夜会に参加しないように、せっせと節制していただいております。

ですがまあ、人間ってやつは、
「控えめにした直後から、胃がエモくなる」生き物でして、夜の節制が苦手な人がいかに多いことか。


「空腹で眠れない」は錯覚か、真実か?

「寝ようと思ったのに、お腹がグゥ〜って鳴るんですよ」
「空腹で気が散って、眠れないんです」
お気持ち、よーく分かります。だがしかし。

実はこれ、脳の小芝居だったりすることがあります。
私たちの身体には“食べ物がある=活動モード”というスイッチがあり、逆に“空腹=休息モード”にもちゃんと切り替える力が備わっております。

つまり本来、寝る前に少し空腹でいるほうが自然で、むしろ眠りの質が上がるのです。


夜の空腹は「修復モード」へのパスポート

夜、私たちの体は、

  • 成長ホルモンの分泌
  • 細胞の修復
  • 免疫の調整

など、日中の「動」の時間にはできなかった“再生の時間”に突入します。

そのとき胃に食べ物がぎっしりだとどうなるか。
当然、身体は「修復」より「消化」に体力を割いてしまいます。
結果、疲れが取れない。眠りが浅い。夢見も悪い。朝起きてもダルい。

寝る前にたくさん食べてしまい、お腹いっぱいで逆に苦しくて眠れない、眠りが浅い。
こんな経験を一度はしたことがあると思います。
まさに本末転倒、なんとももったいない話ですよね。

とはいえ、空腹で眠れぬ夜もあるでしょう


さあ、ここからが本題です。

「いや、理屈は分かりましたけど…」
「でもお腹は鳴ってるんですわ」

——そんなあなたに贈る、TRYCE的・夜の空腹対処法をいくつかご紹介いたしましょう。

① あったかいお茶で“ごまかす”という技

「ごまかす」と言うと少々姑息に聞こえますが、これが意外と効果的。
おすすめは、ノンカフェインのハーブティーやルイボスティー、白湯

温かい液体は胃をやさしく満たし、「あ、なんか食べたっぽい」という“誤認識”を脳に起こしてくれます。
加えてリラックス効果もあり、安眠にもひと役買います。

② 炭酸水でさらに“ごまかす”

お茶や白湯ではごまかせない!
そんな方には、炭酸水がおすすめです。

胃が膨張感を感じて、短時間で満腹感を得ることができます。
よく、「ビールなどの炭酸入りのお酒を飲むと食事が入らない」という人がいますが、まさにこれを逆手に取る力技です。

③ 噛まずに食べられる“スープ”という名の慈悲

少量のスープなら、食べる行為で心が満たされ、かつカロリーも控えめ。
コンソメや野菜スープなど、脂質少なめ・塩分控えめなものを選びましょう。

ここでインスタントラーメンの誘惑に屈したくなる気持ちは痛いほど分かりますが、そこはグッとこらえて、
“後悔ではなく、優しさだけが残る一杯”を選んでください。

④ 「明日の朝ごはん」を楽しみにして寝る

これはちょっと変化球ですが、明日の朝ごはんを“ワクワク”に変える作戦です。

「今日はあえて食べない。その代わり、明日の朝は多少ガッツリ食べよう」とか、

朝食は多少食べ過ぎてもOK

「いただきもののスイーツ、朝食に食べちゃおう」など、

甘いものなどは早い時間帯に

“ご褒美”を明日にシフトすることで、空腹を「希望」に変換できます。

⑤ 空腹は“脂肪が減ってる証拠”と再定義する

最後はマインドセット。
空腹を「つらい」ととらえるか、「脂肪が燃えている合図」ととらえるか。
この意識の持ち方で、乗り越えられる夜が確実に増えます。

空腹感=今、私の体は痩せようとしている

これ、私どものお客様が使っている“深夜のおまじない”です。


眠れぬ夜こそ、痩せるチャンス

結局のところ、「空腹を敵とみなすか、味方にするか」で人生の快適さは大きく変わります。

TRYCEでは、単なる“減量”ではなく、“身体を味方につけるダイエット”を推奨しています。
それは、無理に我慢するのではなく、理屈と工夫と、ほんの少しのユーモアで乗り越えるもの。

さあ、今宵もまた胃が歌いだしたら、温かいお茶を片手に、
「この小さな我慢が、未来の大きな快眠と美ボディを生むんだ」と信じて——

おやすみなさいませ。