こんにちは。
福岡市中央区 薬院・高砂・渡辺通・清川にあるパーソナルトレーニングジムTRYCEのブログへようこそ。
本日は、ダイエット中だけど甘もの好きな皆さまに向けて、心の葛藤と脳の欲望に、そっと寄り添う内容をお届けいたします。
ダイエットと「甘いもの」の、切っても切れない関係
ダイエットと甘いもの――
これはもう、夏目漱石と吾輩のような、シェイクスピアとハムレットのような、切っても切れない因縁の関係です。
「今日からダイエット始めたんだ!」
と言いながら、冷蔵庫にプリンのひとつやふたつ。
「チョコは別腹」「頭を使ったからクッキー食べよう」などと、自己都合をバリバリに解釈して、罪悪感にサンドされる夜。
誰しも経験のあることでしょう。
そして、ここで声を大にして申し上げたいのです。
「甘いものが悪いんじゃない。選び方と付き合い方がすべてだ」と。
洋菓子に潜む、魔性のバターと生クリーム
シュークリーム、ドーナツ、プリン、ショートケーキ、ガトーショコラ、、、。
見た目も華やか、口当たりもなめらか。
洋菓子は、まさにスイーツ界の宝石箱です。
かくいう私も、デブ時代は洋菓子がたまらなく好きでして、食後のシュークリームは日々のルーティーンワークでした。
それを食べないと食事を終えた気がしないという困ったちゃんだったのです。
ですが、その美しさ、幸福には“代償”がついてまいります。
主原料に「バター」「生クリーム」「チョコレート」など、高脂質かつ高糖質の精鋭部隊を揃えているのが洋菓子の特徴です。
たとえば、ショートケーキ一切れで脂質は20gを超えることもザラ。
そして糖質は30g以上、総カロリーは300〜400kcalクラス。
たった1個で、小さめのお弁当1食ぶんを食べたような摂取量になってしまいます。
(しかもその栄養のほとんどが脂質と糖質という恐怖)

和菓子は、“甘くて軽い”優等生
一方の和菓子たち。
たい焼き、大福、あんこ、おはぎ、羊羹。
どれも昔ながらのシンプル設計。
主役は「砂糖」と「餅米」と「小豆」。
脂質はほぼ含まれておらず、カロリーも洋菓子に比べてぐっと抑えられています。
たとえば、こしあん大福1個(約100g)で200kcal前後。脂質は1g未満。
驚きのヘルシー構成です。

「でも砂糖が多いんじゃない?」
もちろんそうです。ただ、脂質がほとんど入っていないというのがキモ。
脂質+糖質のコンボこそが体脂肪生成の最強タッグなので、糖質単体ならば、まだリカバリー可能というわけです。
“和”の良さは、それだけじゃない
和菓子の魅力は、低脂質だけではありません。
- 噛む回数が増えること(よく噛む=満足感UP)
- 食べ進めるスピードがゆっくり(ドカ食い防止)
- お茶と一緒に味わう文化(飲み物で胃をふくらませられる)
- パッケージが小分けで、量がちょうどいい(食べ過ぎにくい)
ダイエット中は、味の濃さや油の強さで満足感を得にくくなっているぶん、こうした“精神的な満腹感”が非常に重要になります。
ただし、“和なら無制限”ではありません
ここで忘れてはいけないのが、「和なら正義」理論の落とし穴。
和菓子はあくまでも“洋菓子よりマシ”であって、“無罪放免”ではありません。
糖質量だけ見れば、白玉ぜんざいも練りきりも立派に高糖質です。
- 小ぶりなものを選ぶ
- 1日1個まで
- 夜遅くには避ける(特に寝る直前)
- 食後もNG
- 甘さの少ない「干し芋」や「甘栗」も視野に
このあたりを意識するだけで、ダイエット中でも“賢い甘党”としての道を歩めます。
TRYCE的・おすすめ和スイーツリスト
最後に、パーソナルトレーナー目線で「これはええで」と言いたい和スイーツたちを、いくつかご紹介して締めくくりましょう。
- こしあん系の和菓子(脂質が少ない)
- 甘栗(食物繊維も豊富)
- 干し芋(自然な甘みで満足感◎)
- 水ようかん(冷やして食べると満足感高し)
- カステラ(洋っぽいけどちゃんと和)
甘いものは、敵ではない
ダイエット中、甘いものを「敵」として完全に排除してしまうと、反動で爆発するのが人の性。
「洋より和」というフィルターを1枚通すだけで、“食べたい”と“痩せたい”の両立がぐっと現実的になります。
当ジムでは、こういった食事の工夫や付き合い方も含めて、じっくりサポートいたします。
無理な我慢ではなく、楽しく続く選択肢を。
ダイエットに重要なのは“続けられること”、そのためにも甘いものを味方につけて上手に付き合っていきましょう。