福岡市中央区(薬院・高砂・渡辺通・清川)のパーソナルトレーニングジムTRYCEです。
とうとう福岡も梅雨入りしましたね。
気温も上がってきたことで、早くも夏バテ気味という人もちらほらいらっしゃいます。
どうにも食欲が湧かないときは、冷やし中華・そうめん・アイスクリーム・かき氷……なんとも涼しげな「夏の風物詩グルメ」を欲してしまいますよね。
ですが、この「のど越し命」のラインナップこそが、夏バテダイエット沼の入口です。
今回は、「夏バテ時期にありがちな食の落とし穴」と「正しい栄養戦略」についてお話しします。
夏バテで痩せる=成功?それ、地雷です。
暑さと湿気で「食欲が出ない」「冷たいものしか食べたくない」そんな方も多いはず。
結果として食べる量が減ったことで、一見体重が落ちたように感じますが、その中身を見てみると…
- 減ったのは水分と筋肉
- 代謝はダダ下がり
- 食欲が戻った時にリバウンド一直線
- しかも筋肉は戻らないまま脂肪が増える
という、ダイエット的にはまさに“最悪のシナリオ”が待ち構えているのです。
食べていないのに太る?原因は「筋肉の損失」
食事量が減ると、当然体重も落ちます。
でもその代償として、身体はエネルギー源として筋肉を分解してしまうのです。
筋肉が減ると…
- 代謝が下がって太りやすくなる
- 回復力も落ちて疲れやすくなる
- メリハリが無く見た目が「やつれた感じ」に
これは、数字的には痩せたけど、実質は“やせ衰えた”だけの状態。
当ジムでは、こうした“サイレント筋肉減少”を非常に危惧しています。
(食べないで痩せる方法はこれが理由で断固おススメしません)
炭水化物が多くなる夏の食事事情
「食べやすいから」と選ばれやすい夏の食べ物は、なぜか炭水化物だらけ。
- そうめん、うどん、冷麺などの“のど越し命系”
- アイス、ゼリー、ジュースなどの“冷え冷えスイーツ”
- パンやシリアルなどの“手軽グルメ”
どれもサラっと食べられますが、共通するのは「糖質過多・たんぱく質不足」。
咀嚼も少なく、満足感が持続しないので、結局すぐお腹が空いて間食に走る…というスパイラルに陥ります。
特にたんぱく質が不足しやすいというのはダイエットにとって致命的で、ここを改善しない限りきれいに痩せることは難しくなります。
夏バテでも摂りたい「食べやすいたんぱく質」
夏の食欲低下は自然な反応。
でも、たんぱく質だけは死守してほしい──というのが当ジムの考えです。
とはいえ、食欲が無い中でステーキやササミばかりは食べられませんよね。
そこでおすすめなのが、「夏でも食べやすい・吸収しやすい」たんぱく質源です。
TRYCEおすすめ!夏のたんぱく質4選
- 卵(ゆで卵/温泉卵/スクランブルエッグ) 手軽で消化にもやさしく、ビタミンも豊富。まさに完全食。
- ギリシャヨーグルト(無糖・高たんぱくタイプ) 喉越し◎、脂質控えめで冷たくて美味しい。
- 豆腐・納豆などの大豆製品 冷やしても美味しく、胃に優しいたんぱく質。
- プロテイン(冷水で割るorアイスプロテイン風) 食事が無理なときの“保険”。夏は氷+シェイクで飲みやすさUP!
TRYCE流・「夏痩せしないための食事の工夫」
- 食べる量より食べる内容を意識
- 「のど越し優先」でも、一口にたんぱく質を添える
- 麺類にはゆで卵やツナ、冷しゃぶを乗せるだけでOK
- おかゆや雑炊に卵を混ぜる
- 食事が無理ならプロテインと果物だけでも“栄養死守”
ポイントは、「無理して食べない」よりも「食べやすく工夫する」ことです。
夏が終わった後に「痩せやすい体」を残すために
夏バテで体重が減っても、それは「一時的な現象」。
決して喜ばしいことではありません。
秋になってから「なぜか太りやすくなった…」と相談に来る方の多くが、夏に筋肉を落としてしまっているのです。
本日のまとめとしまして、
- 夏バテで痩せてもリバウンド確定。その体重、脂肪で返ってきます
- 冷たくて食べやすい炭水化物に偏りがち=要注意
- 卵・豆腐・ヨーグルトなどの“食べやすいたんぱく質”で防衛
- 食べられないなら「減らす」より「守る」が正解!
こちらをしっかりと意識しながら、夏バテを攻略していきましょう。
夏本番よりもまだ涼しいこの時期から、予行練習として食生活を整えることをおススメします。
色々と試してみてくださいね。

