福岡市中央区・薬院・高砂のパーソナルトレーニングジムTRYCE(トライス)です。
今日から7月が始まり、2025年も折り返しとなりましたね。
そして、あっという間に梅雨が明け、いよいよ夏本番です。
これから夏に向けてのダイエットは本格化してきますので、引き続き頑張りましょう!
本日は、ダイエット中やボディメイクに励む方が意外と見落としがちな「食事中の水分摂取」についてお話しさせていただきます。
食事中に水を飲むのは良くない?
暑い夏、食事中に冷たいお水やお茶をゴクゴク飲むのが気持ちいい季節になってきました。
しかし、この「食事中の水分摂取」、実は体にとってはあまり良くない可能性があるのです。
その理由は、胃酸が薄まってしまうから。
胃酸とは、私たちの胃の中に存在する非常に強力な酸性の液体で、食べたものを分解・殺菌する役割を担っています。
特に、たんぱく質の消化には胃酸と、それによって活性化される消化酵素(ペプシン)が不可欠です。
胃酸が薄まると、何が起きる?
胃酸が十分に働けないと、たんぱく質はうまく分解されません。
食事から摂取したたんぱく質は、主に胃の中でペプシンという消化酵素によって消化・分解されます。
このペプシンという酵素、じつは酸性の環境でしか本来の力を発揮できません。
もっと言うと、強い酸である胃酸がしっかりと分泌されていないと、ペプシンは「起きてこない」のです。
水分で胃酸が薄まると、このペプシンの働きもガクッと弱まってしまい、たんぱく質の分解が進まず未消化のまま腸に流れてしまうのです。
つまり、「たんぱく質をしっかり摂っているのに、なんか体に変化が出ないな…」という方は、胃酸&ペプシンのコンビが十分に働けていない可能性もあるのです。
その結果、以下のような問題が生じます:
- 摂取したたんぱく質が吸収されず、無駄になる
- 未消化のたんぱく質が腸に流れ、腸内で腐敗する
- ガスの発生や、腸内環境の悪化につながる
特にダイエット中やボディメイク中の方は、頑張って意識して、お金もかけて良質なたんぱく質を摂っているのに、それをうまく吸収できないのは非常にもったいない話です。
水を飲むなら「タイミング」が大事
では、水分をまったく摂るなということかというと、もちろんそんなことはありません。
体にとって水分は必要不可欠。
大切なのは、「水分を摂るタイミング」です。
おすすめの水分補給タイミング:
- 食事の30分〜1時間前:胃酸の分泌を促し、食欲増進にも。
- 食後1時間以降:胃の消化活動がある程度落ち着いてから。
逆に、食事中にがぶ飲みするのは避けたいところです。
口の中が乾いて飲みたくなる気持ちはわかりますが、そこは「一口だけ」「常温〜ぬるめのお茶を少量」などの工夫で乗り切るのが吉です。
小さな習慣が、体を変える
「食事中の水分をなるべく控える」——これだけ聞くと、些細なことに感じるかもしれません。
ですが、この小さな心がけが、日々の栄養吸収効率に大きく影響します。
いつも言っていることですが、私たちのカラダは私たちが食べたもので作られています。
それはつまり、食べたものから吸収した各栄養素で私たちのカラダが出来ている、ということです。
せっかく良質な食べ物を食べたところで、それを上手に消化・分解・吸収できなければ、その食事は意味をなしません。
私たちは他の動物や植物のいのちをいただいているので、そういう意味でもそれらを無駄にするような行為は避けた方がいいですよね。
当ジムでは、トレーニングや食事の大きな指導はもちろんのこと、こうした“見落とされがちな小さな習慣”も重視しています。
ぜひ、今日の食事から意識してみてくださいね。
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