福岡市中央区・薬院、高砂のパーソナルトレーニングジムTRYCEです。
「ダイエット中はとにかく野菜を食べなさい」
こんなフレーズ、耳にタコができるほど聞いたことがあるかもしれません。

もちろん野菜は体に良いですし、健康に必要不可欠な存在です。
でも…野菜さえ食べていれば痩せると思っていたら、それはちょっと危険。

今回は、ダイエット中にありがちな「野菜だけダイエット」の落とし穴と、
本当に痩せるために必要な“食事のバランス”についてお話ししていきます。


野菜は「完全食」ではない

まず大前提として、野菜は「低カロリー・高栄養」であることは間違いありません。
しかし、主に含まれるのはビタミン・ミネラル・食物繊維。
いわば、“補助的な栄養素”が中心なんです。

人間が生きていく上で必要なエネルギー源である「糖質」や、
筋肉や臓器、髪や肌など体を作る材料となる「たんぱく質」は、
野菜からはほとんど摂れません。

つまり、野菜だけ食べていても、
「燃やすための燃料(糖質)」も「燃やすエンジン(筋肉)」も補えない。
これが“野菜だけダイエット”が続かない最大の理由です。


野菜ダイエットにありがちな落とし穴

落とし穴①:代謝が落ちる

糖質やたんぱく質が不足すると、体は筋肉を分解してエネルギーに変えようとします。
結果として筋肉が減り、基礎代謝が下がり、「痩せにくく太りやすい体」に。
仮に体重が落ちたところで、かなり高い確率でリバウンドしてしまいます。

落とし穴②:便秘・むくみ

食物繊維を摂っても、水分や腸の動きを促すたんぱく質が不足していると、
かえって便秘になったり、むくみがひどくなることも。
便通、むくみを予防するためには、野菜だけでなく各栄養素をバランスよく食べる必要があります。

落とし穴③:ドカ食いの引き金

野菜でお腹は膨れても、満足感が低い…。
結果、夕方以降にお菓子やパンなどを欲してしまい、暴食スイッチがONに。
野菜だけのダイエットなんて、長期間続けることは現実的に不可能です。


本当に痩せるために必要なのは「3栄養素のバランス」

野菜は確かに大事。でも、あくまで“サポート役”。
主役は以下の3つの栄養素です。

  • たんぱく質:筋肉を守り、代謝を落とさない
  • 炭水化物(糖質):脳や身体を動かす燃料
  • 脂質:ホルモンや細胞の材料(量と質に注意)

この3つ、いわゆる三大栄養素がきちんと揃ってこそ、
野菜のビタミン・ミネラルが“活かされる”のです。


TRYCE流・正しいサラダの食べ方

たとえば、コンビニで“正解サラダ”を作るならこんな感じです。

  • ベース:千切りキャベツやミックスサラダ
  • たんぱく質:サラダチキン・ゆで卵・豆腐・ツナ・納豆など
  • 糖質:おにぎり1個 or ゆでたサツマイモ or 玄米パン
  • 脂質:オリーブオイルやアマニ油、またはナッツを少量(低脂質ダイエット中は不要)

これだけで「栄養バランス◎」「腹持ち◎」「代謝維持◎」の食事に早変わり。

“野菜だけ”を“野菜活かし”にアップグレードしましょう。


「野菜だけで痩せた人」との違いは何か?

とはいえ、「野菜だけで痩せたって人もいるじゃん?」という声もあるかもしれません。
確かに、短期的に体重が落ちる人はいます。が、それには“裏”があります。

その多くは、筋肉や水分が落ちただけ。つまり「やつれた」状態。
代謝は落ち、体は省エネモード。体重が減っても、脂肪が落ちていないケースがほとんどです。
いうならば、絶食して痩せたのと何ら変わりはありません。

また、痩せたとしてもその食生活を続けられますか?
野菜だけ生活を1ヶ月、3ヶ月、半年…継続できる人はごくわずか。
つまり、「再現性がない」=「リバウンド予備軍」なんです。

そうして筋肉量を落として痩せた場合、リバウンドしてしまうと戻った体重はほぼすべて体脂肪。
こうなると、単純にプラマイゼロではなく、筋肉を落として体脂肪を増やしたという恐ろしい結果に。

TRYCEでは、「痩せること」よりも「痩せ続けられること」を大切にしています。
それは、無理なく食べることをやめないことでもあります。


野菜だけじゃ痩せない。でも、野菜は必要

野菜は“健康的に痩せるために欠かせない存在”ですが、
それ“だけ”ではうまくいきません。

逆に言えば、他の栄養素とのバランスさえ整えれば、
野菜は最強のダイエットパートナーになります。

TRYCEでは、こうした“食べながら痩せる”ための食事バランスを、
お一人お一人に合わせてご提案しています。

正しい知識を身につけて、リバウンド知らずの長期的な成功を手に入れましょう。

まずは体験トレーニングからお気軽にどうぞ。