福岡市中央区(薬院・高砂・清川・渡辺通)のパーソナルトレーニングジムTRYCEです。
本日はみんな大好き、「夜アイスの誘惑に勝つ方法」について、徹底的に掘り下げます。
なぜ「夜アイス」がクセになるのか?
お風呂上がりに冷凍庫を開け、アイスを取り出す瞬間…これは多くの人にとって至福の儀式です。
冷凍庫に多数の在庫をストックしているという人、少なくありませんよね。
しかし、その習慣こそがダイエットの足を引っ張る最大の敵でもあります。
アイスには糖質と脂質がバランス良く(ダイエット的には悪く)含まれています。
この組み合わせは脳の報酬系を刺激し、快楽物質ドーパミンを分泌。
結果として「やめられない止まらない」サイクルに陥ります。
さらに、アイスの「冷たさ」によって一時的に交感神経が刺激され、気分がシャキッとするのもクセになる原因です。
「食べると元気になる」体験が積み重なり、脳に夜アイス=癒やしという回路が完成してしまうのです。
つまり、アイスは非常に中毒性が高い食べ物だと言えます。
アイスの種類と“隠れカロリー”
一口にアイスといっても、実は大きく3種類に分類されます。
ここを知らないと「どれを選べばいいか分からない」という落とし穴にはまります。
① アイスクリーム
乳固形分15%以上、乳脂肪8%以上。
濃厚で高級感があり、ハーゲンダッツなどプレミアム系がこれに該当します。
脂質が多い分、カロリーも非常に高め。
100mlで200kcalを超えるものも珍しくありません。
② アイスミルク
乳固形分10%以上、乳脂肪3%以上。
「ちょっと軽め」ですが、カロリーは依然として高く、1カップで150〜180kcal前後。
「アイスクリームよりヘルシー」と油断すると失敗します。
③ ラクトアイス
乳固形分3%以上で、実は植物油脂を多用して作られます。
安価でコンビニでもよく見かけますが、脂質の質が悪く、しかもカロリーは想像以上に高い。
しかも乳成分が少ないため「コクを油で補う」作り方になり、体脂肪として蓄積されやすい傾向があります。
「安いから」と毎晩食べるのは、太る最短ルートと言って差し支えありません。
➃氷菓
乳脂肪分や植物油脂を含まない、いわゆるシャーベットやかき氷など。
脂質を含まないため上記の種類に比べるとカロリーはかなり低くなります。
コンビニやスーパーで売っている種類が少ないのがデメリットと言えます。
| 種類 | 乳固形分 | 乳脂肪分 | 原材料 | 味・食感 | 植物油脂 |
|---|---|---|---|---|---|
| アイスクリーム | 15%以上 | 8%以上 | 乳製品中心 | 濃厚でミルク感が強く、なめらか | 不使用 |
| アイスミルク | 10%以上 | 3%以上 | 乳成分+植物油脂 | 軽やかな口当たりで、ほどよいミルク感 | 使用例あり |
| ラクトアイス | 3%以上 | — | 乳成分+植物油脂 | あっさりした味わいで、後味すっきり | 主に使用 |
| 氷菓 | — | — | 果汁・糖類など | ミルク感なし。シャリっとした清涼系 | 不使用 |
※ 各値は分類基準の最小値・一般的傾向です。商品により配合・味わいは異なります。
なぜ夜アイスは太るのか?
「昼に食べるのと何が違うの?」という疑問、当然です。
答えはシンプルで、夜は消費エネルギーが極端に少ないからです。
- 糖質+脂質の組み合わせ → インスリン分泌MAXで脂肪合成が加速
- 寝る前は活動量ゼロ → 摂取したエネルギーが燃えずに体脂肪へ直行
- 冷たいことで「軽い」と錯覚 → 余計に量を食べやすい
つまり夜アイスは「太りやすい環境×太りやすい食材」が重なる、最悪のコンボなのです。
アイスをやめられない心理的背景
「ストレスが溜まったらつい冷凍庫へ」という人も多いはず。
実はこれ、単なる甘い物好きではなく習慣依存の一種です。
- 糖質で血糖値が急上昇 → 幸福感
- その後血糖値が急降下 → 再び欲しくなる
- このサイクルが「やめられない理由」
さらに「自分へのご褒美」と位置付ける人も多く、心理的な満足感も強化されます。
これが夜アイス中毒とでも言うべき現象です。
ダイエット中にマシな選択肢
ただし、いきなり完全にNGにするとストレスが溜まります。
だからこそ「太りにくいアイスを選ぶ」という戦略が必要です。
シャーベット・かき氷系
ガリガリ君やサクレなど。
脂質ゼロなので、アイスクリームやラクトアイスよりはかなりマシです。
ただし糖分はしっかり含まれるので、頻度は週1〜2回に抑えましょう。
プロテインアイス・凍らせヨーグルト
最近はタンパク質入りのアイスも市販されていますし、プロテインを使って自作も意外と簡単にできます。
また、プレーンヨーグルトを冷凍すれば即席ヘルシーアイスに。
蜂蜜やベリーを少量加えれば満足感も十分です。
食べる時間を変える
どうしても食べたいなら朝や昼に食べる。
活動量の多い時間なら消費されやすく、脂肪として残りにくいのです。
もしも手土産などでいただいた場合、夜は避けてお昼のおやつや翌朝に食べるようにしましょう。
夜アイスとの賢い付き合い方
TRYCE流のおすすめ対策は以下の通りです。
- 「毎晩の習慣」ではなく「週末のご褒美」にする
- 小さいカップを選ぶ → 「大容量は悪魔」
- 在庫を置かない→特にファミリーパックはNG
- 友人や家族とシェアする→まるまる1個食べない
- お風呂上りすぐに歯を磨く → かなりの抑止力に
大事なのは「やめる」ではなく「距離感を変える」こと。
まずは頻度を減らし、中毒性を抜くことが最重要になります。
アイスを悪者にする必要はなく、むしろ賢くコントロールすれば日常の楽しみとして上手に付き合いましょう。
まとめ
夜アイスは確かにダイエットの大敵。
でも「種類を知る」「時間を選ぶ」「頻度を決める」だけで、完全にやめなくても体脂肪の増加は防げます。
TRYCEではこのように、ある程度食べたいものを食べながら、なるべくストレスがたまらない食事法をお伝えしています。
おひとりおひとりに合わせた食事の工夫からトレーニングまで、「オーダーメイドの痩せる仕組み」を徹底サポートしています。
ダイエットにお困りの方は、当ジムにお気軽にご相談ください。
まずは体験トレーニングからはじめてみてください。

