福岡市中央区(薬院・高砂・渡辺通・清川)のパーソナルトレーニングジムTRYCEです。
本日は定番のダイエットあるある、「食べてないのに痩せない人へ」というテーマでじっくりお話しします。


「食べてないのに痩せない」…その言葉に隠された真実

ダイエットのカウンセリングをしていると、必ず出てくるフレーズがあります。
「先生、私、本当に食べてないのに全然痩せないんです」

気持ちは痛いほどわかります。毎日ダイエットのことを考え、食事も意識して制限している。
それなのに体重が減らない…。
本人にとっては「これ以上どうすればいいの?」という絶望に近い感覚でしょう。

ですが、多くの場合、この「食べてない」は正確ではありません。
冷静に振り返ると――

  • 仕事中に口に入れたチョコ一粒
  • 昼食後につい飲んだ甘めのカフェラテ
  • 夕食後のデザート(ほんのひと口のつもり)
  • お酒と一緒に食べたおつまみ

これらは“食べた感覚が残りにくいカロリー”です。
つまり、記憶からすっぽり抜け落ちる「無意識の食べ物」。

結果として、「食べてない」という言葉と、実際のカロリー摂取量に大きなギャップが生まれるのです。


「水を飲んでも太る」は都市伝説

中には「水を飲んでも太る」「空気を吸っても太る」と笑い話のように言う人もいます。
でも、断言します。そんな体質は存在しません。

水にはカロリーがゼロです。
むしろ水分は代謝や老廃物の排出に必要不可欠。
水で太るどころか、痩せやすい体を作るサポート役なのです。

ではなぜ「水を飲んでも太る」と感じてしまうのでしょうか?
答えは簡単で、“水を飲んでいる時に一緒に食べている何か”が原因です。
例えばカフェラテや甘いジュース。あるいは水の前後に食べたスナック。
それらが「水を飲んだら太った」と錯覚させているに過ぎません。

太るのは水や空気のせいではなく、間違いなく「他の食べ物&飲み物のせい」です。


なぜ人は「自分は食べてない」と思い込むのか?

ここで心理学的な側面を少し。
人間は都合の悪いことを無意識に忘れる性質があります。
例えば、夜中にポテチを食べたことは朝になると忘れがちですし、レストランで「取り分けたからカロリーは半分」と自分に言い聞かせることもよくあります。

さらに厄介なのが、「食べなかったことにしたい願望」。
努力しているのに結果が出ない時、人はつい「外部要因」に責任を求めます。
「代謝が悪いから」「遺伝だから」「年齢のせい」など。
もちろん代謝や年齢も影響はしますが、大半のケースでは単純に“食べすぎている”だけです。

これは意志の弱さではなく、人間として自然な心理反応です。
だからこそ「記録すること」で事実を客観的に見つめる必要があるのです。


レコーディングの威力

「自分は食べていない」と信じ込んでいる人こそ、まずは食事記録をしてみてください。
アプリでも紙のノートでも構いません。何なら写真だけでもOK。
とにかく食べたものを全部記録するのです。

たった3日間で驚くはずです。
「え、私こんなに間食してた?」
「意外と飲み物からカロリーを取ってる!」

人間の記憶はあてになりません。
数字にして初めて、「自分の現実」と向き合えるのです。


「食べてないのに痩せない」人がやりがちなNG習慣

ここで、実際に多いパターンを紹介します。

  • 飲み物のカロリーを無視する → カフェラテ、ジュース、スポーツドリンクは立派な“食事”です。
  • ながら食い → テレビやスマホを見ながら食べると、食べた感覚が残らず「食べてない」と錯覚。
  • 小さなご褒美が積み重なる → 「今日は頑張ったからお菓子一つ」×365日=膨大なカロリー。
  • 週末の解放感 → 平日頑張った分、週末に羽目を外し、帳消しどころかプラスになっている。

どれもなんとなく心当たりがあるのではないでしょうか。
こうした習慣が重なると、「食べてないのに痩せない」という現象が起きるのです。


正しい向き合い方

大切なのは、「自分を責めないこと」です。
「私、やっぱりダメなんだ」と落ち込む必要はまったくありません。
必要なのは「正しい事実を知ること」。

事実を知れば、改善策は必ず見えてきます。
例えば、甘い飲み物を水やお茶に変えるだけで、長い目で見ればかなりのカロリーをカットできます。
間食を甘いものからたんぱく質中心(ゆで卵やちくわなど)に変えるだけで、血糖値の乱高下を防げます。
そして筋トレや有酸素運動を取り入れれば、代謝は確実に上がります。

小さな修正を重ねれば、「食べてないのに痩せない」は「食べ方を変えたらスッと痩せた」に変わるのです。


「事実」と向き合う勇気

「食べてないのに痩せない」という言葉は、多くの人が抱える共通の悩みです。
でも、その裏にあるのは「無意識のカロリー摂取」や「記憶の抜け落ち」。
決して水や空気のせいではありません。

大事なのは自分を責めることではなく、事実と向き合う勇気です。
記録をする、習慣を振り返る、プロに相談する。
その小さな一歩が、ダイエット成功への大きな道しるべになります。

TRYCEでは、その「気づき」をサポートしながら、無理のない正しいダイエット習慣をお伝えしています。
「食べてないのに痩せない」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
きっと新しい発見があるはずです。

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