福岡市中央区(薬院・高砂・渡辺通・清川)のパーソナルジムTRYCEです。
「ジムに通って筋トレすれば痩せるはず!」──そう信じている人は多いのではないでしょうか。
実際、TRYCEに来られるお客様の多くも「前にジムに通って筋トレしたけど全然痩せなかった」と口を揃えます。
結論から言えば、筋トレはダイエットに欠かせないものですが、それだけでは痩せません。
理由はシンプルで、筋トレは脂肪を直接燃やす運動ではないからです。
今回は「なぜ筋トレだけでは痩せないのか」、そして「それでも筋トレがダイエットに必要な理由」を解説していきます。
筋トレの消費カロリーは意外と少ない
まず、筋トレで消費できるカロリーは意外と少ないという事実。
1時間しっかり取り組んでもせいぜい200kcal程度が目安です。
もちろん内容によって変わりますが、菓子パン1個やラテ1杯で簡単に帳消しになってしまうレベル。
筋トレを「カロリー消費のため」にやるのは効率的とは言えません。
しかも初心者に多い「マシンで軽く動かして休憩長め」のスタイルだと、1時間で100kcalにも満たないこともあります。
これでは、痩せるどころか「やった気になって余計に食べる」リスクさえあるのです。
筋トレは糖質を使う運動である
ここで大事なポイントをハッキリさせましょう。
筋トレは脂肪を直接エネルギーとして燃やす運動ではありません。
筋トレ中に使われる主な燃料は、体内に蓄えられている糖質=筋肉や肝臓にストックされているグリコーゲンです。
つまり「筋トレで汗をかいた=脂肪が燃えた」ではなく、「筋トレで糖質を消費した」が正解。
脂肪をメインに使うのは、酸素を使いながら長時間行う有酸素運動です。
ここを誤解している人は非常に多いのです。
筋トレでグリコーゲンを消費するメリット
「脂肪を燃やさないなら筋トレに意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、それは違います。
筋トレの大きなメリットのひとつが、体内のグリコーゲンを消費することにあります。
筋肉内のグリコーゲンを使い切ると、その後の食事で摂取する糖質は脂肪として蓄積されにくくなります。
空っぽになったグリコーゲンの“タンク”に優先的に補充されるからです。
これにより「筋トレをした後は糖質を摂っても太りにくい」という状態が作られます。
この仕組みを知らずに「筋トレは脂肪を燃やす」と思っている人が多いのですが、実は「筋トレで糖質タンクを空にする → その後の糖質が太りにくくなる」こそがダイエット的な大きな価値なのです。
筋トレだけで痩せない「あるある」
あるある① 消費カロリーを過大評価
「今日は1時間筋トレしたからケーキくらい大丈夫!」──よくある勘違いです。
実際には筋トレの消費カロリーは思ったより少なく、ケーキ1個で簡単にオーバーしてしまいます。
努力した気持ちはわかりますが、この“ご褒美食べ”が逆効果になるのです。
あるある② 脂肪が直接燃えると思っている
スクワットをすれば下腹の脂肪が燃える、腹筋をすればお腹の脂肪が落ちる。
これもあるあるの誤解。
筋トレはその部位の筋肉を刺激するだけで、脂肪をピンポイントで燃やすことはできません。
体脂肪の減少は全身のエネルギー収支によって起こります。
あるある③ 食事を軽視してしまう
「運動すれば痩せる」と思い込み、食事をそのままにしてしまう。
これも失敗の王道です。摂取カロリーが消費カロリーを上回れば、どんなに筋トレしても痩せません。
食事改善なしにダイエットは成立しないのです。
それでも筋トレが必要な理由
では「筋トレは痩せないのなら意味がないのか?」といえば、答えはNOです。
むしろ筋トレはダイエット成功に不可欠。
その理由を整理します。
① 筋肉を守り、代謝を維持する
極端な食事制限だけで痩せると筋肉も一緒に落ちてしまいます。
筋肉が減ると基礎代謝が下がり、リバウンドしやすい体になります。
筋トレを取り入れることで筋肉を維持し、代謝を保つことができるのです。
② ボディラインを作る
体重が落ちても筋肉がなければ「やつれた」ように見えてしまいます。
筋トレで筋肉を残すことで、引き締まった体型を作り上げられます。
数字よりも「見た目が変わる」ことこそ大切です。
③ グリコーゲン消費で食後の糖質が太りにくい
すでに触れましたが、筋トレでグリコーゲンを消費することで、その後の糖質が脂肪に変わりにくくなります。
食事とセットで考えると、筋トレは“太らない体”を作る効果があるのです。
④ アフターバーン効果
筋トレ後はしばらく代謝が高い状態が続きます。
これにより日常生活でも普段より多くエネルギーが消費されるのです。
微々たる差かもしれませんが、積み重ねると大きな違いになります。
TRYCEで伝えている「正しい順序」
薬院・高砂・渡辺通・清川のパーソナルトレーニングジムTRYCEでは、こう伝えています。
「筋トレは痩せる魔法ではない。だけど、痩せた後も維持するために必須」。
- まずは食事を整えて体脂肪を落とす
- 同時に筋トレを取り入れて筋肉を減らさない
- 痩せた後も筋肉を維持してリバウンドを防ぐ
この順序を守れば「筋トレしてるのに痩せない!」という悩みは解決します。
筋トレは食事とセットでこそ真価を発揮するのです。
実際のお客様の事例
ある男性のお客様は、24時間ジムに半年通っていましたが全く痩せませんでした。
理由は「筋トレだけで食事を変えていなかった」から(このパターンは非常に多いんです)。
そこでTRYCEで食事改善を取り入れたところ、3か月で−6kgを達成。
「同じ筋トレなのに、食事を変えただけでここまで違うのか」と驚かれていました。
また、女性のお客様は「糖質を食べるのが怖い」と炭水化物を避けていました。
ですが筋トレを取り入れてグリコーゲンを消費するようになったことで、安心してお米を食べられるように。
結果、体重は落ち、見た目も引き締まり、ストレスのない生活を続けられています。
結論:筋トレは痩せる準備と維持のための武器
「筋トレだけで痩せる」は誤解です。
筋トレは糖質(グリコーゲン)を使う運動で、脂肪を直接燃やすわけではありません。
消費カロリーもそれほど多くはないため、食事改善なしでは体重は落ちません。
しかし筋トレには、筋肉を守り、代謝を維持し、ボディラインを作り、さらにグリコーゲンを消費して食後の糖質を太りにくくするという大きなメリットがあります。
だからこそ、ダイエットに筋トレは欠かせないのです。
TRYCEでは「痩せるための食事」と「維持するための筋トレ」をセットで提供しています。
魔法の方法はありませんが、基本を押さえれば必ず結果は出ます。
「筋トレしているのに痩せない」と悩んでいる方こそ、TRYCEの体験トレーニングで正しい道を実感してください。

