福岡市中央区(薬院・高砂・渡辺通・清川)のパーソナルトレーニングジムTRYCEです。

ダイエット中、「体重が200g増えてしまった…」「昨日はアプリのカロリーがオーバーしてしまった…」「タンパク質があと20g足りない…」そんなふうに、数字に振り回されて気分が乱高下した経験はありませんか?

便利な管理アプリや食品の栄養成分表示が普及したことで、私たちは以前よりも“数字に敏感”になりました。
しかし、その数字に縛られすぎると、ダイエットはかえって苦しく、そして成果が出にくくなるのです。


数字は本当に正確なのか?

まず大前提として、食品の栄養成分表示は誤差±20%まで国が認めています。
つまり「200kcal」と表示されていても、実際は160〜240kcalの範囲であれば合法。
たんぱく質10gと書かれていても、実際は8〜12g程度かもしれません。

それなのに「今日は1,502kcalで抑えた!」と数字を細かく追っても、その根拠自体がそもそも曖昧なのです。
数字はあくまで“ざっくり目安”でしかありません。


「量」だけでなく「質」が大事

さらに見落としがちなのが、数字では表せない「質」です。
たんぱく質10gでも、動物性のものと植物性のものでは体内での役割が全く違います。(もっと言えば動物性、植物性の中でも異なります)
脂質も同じで、魚のオメガ3とスナック菓子のトランス脂肪酸を同じ“脂質10g”として扱うのは乱暴すぎます。

数字に囚われるあまり、「とりあえず数字だけ合えばいい」という食事になってしまうと、本当に必要な栄養が不足してしまうリスクすらあるのです。


数字に支配される心理的デメリット

数字にこだわりすぎると、モチベーションが数字に左右されます。
体重計の数値がちょっと増えただけで「もうダメだ」と落ち込み、逆に減った時だけ「よし!」と一喜一憂する。
これでは長期的に続きません。

本来ダイエットは“習慣”として続けるものなのに、数字に支配されてしまうと「点」でしか物事を見られなくなります。
結果、リバウンドしやすい体質にもつながります。

例えば、あるお客様は「毎日カロリーをきっちり合わせているのに痩せない」と悩んでいました。
よくよく食事内容を見てみると、数字上は問題なくても、食材のほとんどが加工食品。
塩分や添加物が多く、体はむくみ、疲労も抜けにくい状態でした。
逆に、同じカロリーでも未加工の食材を選び、栄養の質を整えることで、体重も体調も改善していったのです。

つまり、「カロリーやたんぱく質量が合っていれば完璧」という考え方は、実際には大きな落とし穴なのです。


本当に見るべきは“体の声”

TRYCEで多くのお客様をサポートしてきた中で感じるのは、数字よりも“身体の感覚”がずっと正直だということです。
たとえば、

  • 朝起きた時の体の軽さや重さ
  • 睡眠の質
  • 日中の集中力
  • 筋トレのパフォーマンス
  • 鏡に映る自分の見た目

これらはアプリでは測れませんが、健康やダイエットの進捗を示す大切なサインです。
数字ばかりに目を奪われると、こうした“生きた情報”を見逃してしまいます。

また、女性のお客様からよく聞くのが「体重が減らないのに、周りから痩せた?と言われる」というケース。
これこそ数字に現れない成果の典型例です。
筋肉が増え、体脂肪が減ると体重が横ばいでも見た目はスッキリ変わります。
数字だけを追っていたら、この変化を喜べないどころか「減らないから失敗」と思い込んでしまうのです。


数字に疲れてしまったあなたへ

もちろん数字を参考にすること自体は悪くありません。
ある程度の指標としては役立ちます。
ただし、数字を「絶対的な真実」と思い込まないことが大事です。
誤差があるのは当然。
日によって変動するのも当然。
だからこそ、数字に縛られすぎる必要はないのです。

もし「数字が気になりすぎてストレスになっている」と感じたら、一度アプリの記録をやめてみるのも手です。
食べたものを“写真で残す”だけにする、お腹の満腹度を10段階でつける、といったシンプルな方法でも十分に自己管理はできます。
数字に疲れた心を一度リセットすることで、意外と気持ちが軽くなり、自然とダイエットが続けやすくなる人も多いのです。

大切なのは、数字を“道しるべ”にすること。
地図に書かれた距離が多少ずれていても、目的地に辿り着ければ問題ないのと同じです。


TRYCEからのメッセージ

TRYCEでは、お客様に「数字の奴隷」になってほしくありません。
食事や運動は、数字を完璧に合わせるゲームではなく、あなたの生活に合ったペースで続けていくものです。

数字に追われて苦しくなるくらいなら、もっと自分の体の声を聞いてあげましょう。
軽やかに歩けた、ぐっすり眠れた、疲れにくくなった──これこそが本物の成果です。


まとめー数字はただの目安

数字はあくまで「目安」。
正確な数値を把握すること自体、不可能に近いのです。
だからこそ、数字に一喜一憂するよりも、自分の体調や習慣に目を向けましょう。
続けられるかどうかが、結局はダイエット成功の最大のポイントです。

薬院・高砂エリアのパーソナルジムTRYCEは、あなたが数字に縛られず、本当の意味で健康でいられるダイエットをサポートしています。
数字が嫌いになった方も、ぜひ一度体験にいらしてください。

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