福岡市中央区(薬院・高砂・渡辺通・清川)のパーソナルジムTRYCEです。

トレーニングをしている人なら、一度はこう思ったことがあるはず。

「筋肉痛が来た!よし、昨日の筋トレちゃんと効いてるな!」

あるいは、

「あれ?筋肉痛が全然ない…効いてないのかな?」

結論から言うと──筋肉痛の有無は、筋肉の成長とは関係ありません。

むしろ、トレーニングの経験を積むほど筋肉痛は“感じにくくなる”のが普通なんです。


筋肉痛の正体とは?

筋肉痛は、筋線維がトレーニングで細かく損傷し、修復する過程で炎症が起きることによって発生すると言われています。
(実は2025年の現在でも、ハッキリしたことは解っていませんのであくまでも有力な推論です)

特に普段使わない部位を刺激したり、強度を上げたりすると起こりやすい。

ただし、筋肉痛=効いているというのは誤解です。

筋肉痛はあくまで“損傷の痛み”であって、筋肉の成長そのものを示すわけではありません。


メカニカルテンションが本当のカギ

筋肥大を促すのは、筋肉に十分な張力(メカニカルテンション)がかかること。

つまり「どれだけ正しく、筋肉に負荷を与えられたか」が重要なんです。

むやみに痛みを求めて、フォームを崩して負荷を上げるのは逆効果。

フォームが崩れれば筋肉に正しく刺激が入らず、関節や腱を痛める原因にもなります。


筋肉痛は“やった感”を得られるボーナス

筋肉痛には良い側面もあります。それは「やった感」が得られること。

身体がバキバキに痛いと、「昨日のトレ、効いてるな〜」と気持ち的に満足しやすくなります。

この感覚は、トレーニングを続けるモチベーションに繋がるという意味ではプラスです。

ただし、ここに落とし穴があります。

筋肉痛が来なかったときに「効いてない」と感じ、必要以上に負荷を上げたり、可動域を限界以上に広げたりしてフォームを崩したりしてしまう人が多いんです。

結果として、筋肉どころか関節を痛めたり、疲労を溜めすぎたりするリスクも。

また、筋肉痛が来なかったことで、「意味が無かったのでは・・・」とトレーニングのモチベーションが下がってしまう人もいらっしゃいます。

これは非常にもったいないことですので、筋肉痛=筋トレが効いた、ということではないことは知っておいて損はないでしょう。


筋肉痛がこなくなるのは“慣れた証拠”

トレーニングを続けていると、神経系と筋肉の連携がどんどん良くなります。

フォームが安定し、無駄な力が抜け、効かせたい部位にピンポイントで刺激を与えられるようになります。

つまり、「筋肉痛が来なくなる=成長が止まった」ではなく、「身体が効率的に順応してきた」ということなんです。
(実際、私は週5回程度筋トレしていますが、筋肉痛はほぼ来ないか、来ても大した痛みではありませんが筋肉は少しずつ成長していることを実感しています)

むしろ、毎回強い筋肉痛が来るようなトレーニングはオーバーワークの可能性もあり、回復が追いつかなくなります。


筋肉の成長を判断する本当の指標

筋肉痛ではなく、以下の変化を感じているなら、筋肉は確実に成長しています。

  • 扱える重量が増えている(正しいフォームで)
  • 同じ重量で回数が増えている(フォーム精度が維持できている)
  • 筋肉のコントロール感やパンプ感が増している
  • トレーニング後に疲労感が“心地よい”レベルになってきている

これらの変化は、身体が負荷に適応して強くなっている証拠です。

ここで大事なのは、“正しいフォームで”という前提。

フォームが崩れてしまえば、重量や回数が増えても意味がありません。

フォーム精度が高い状態でパフォーマンスが上がっているなら、それは筋肉が確実に進化している証です。


筋肉痛を追いかけるより、精度を追いかけよう

筋肉痛を求めてトレーニングするよりも、いかに正確に筋肉に刺激を与えられるかを追求しましょう。

トレーニング精度を上げることが、最も安全で確実な成長の近道です。

筋肉痛は「やった感」を得るためのスパイス程度に考えるのがちょうどいい。

TRYCEの指導でも、フォームと負荷のバランスを最重要視しています。


筋肉痛がなくても続けられるメンタルを

トレーニングは継続が命。筋肉痛をモチベーションにしていると、痛みが来なかった時にテンションが下がってしまいます。

しかし、筋肉痛がなくても確実に体は変わっていくんです。

大事なのは、「今日も精度高くやれた」という満足感。

痛みではなく、積み重ねで自信を育てていきましょう。

筋肉痛は単なる“副産物”にすぎません。

それよりも、しっかり食べて、正しいフォームで、適切な負荷をかけて、よく眠る。

このサイクルを守ることが、筋肉を最も効率よく育てる秘訣です。

あなたのトレーニングが痛みではなく、確かな変化で報われるように。


まずはTRYCEの体験トレーニングで確かめてください。

TRYCEでは、正しいフォームと負荷設定を徹底的に指導します。
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