薬院・高砂・渡辺通・清川エリアのパーソナルトレーニングジムTRYCEです。

「走れば痩せる」

このフレーズ、あまりにもシンプルで魅力的ですよね。

でも、それが“諸刃の刃”だとしたら──。


有酸素運動は「正義」に見えて「落とし穴」でもある

有酸素運動は、体脂肪を直接エネルギー源として使う運動です。ウォーキング、ジョギング、サイクリング、スイミング…どれも「ダイエットに効く」と言われる代表格。

実際に脂肪燃焼効果は科学的に証明されていますし、心肺機能の向上やストレス軽減にも効果的です。

TRYCEでも、ダイエットがメインのお客様に「軽くウォーキングを取り入れてみましょう」と勧めることもあります。

──ただし、ここで大事なのは“バランス”です。

有酸素運動は、やり方を間違えると、あなたの努力を「帳消し」にしてしまう可能性がある。


なぜ「有酸素運動は諸刃の刃」なのか?

理由はシンプルです。

有酸素運動を続けている間は体脂肪が燃える。けれど、やめた瞬間にその燃焼スイッチが止まり、代謝がガクンと落ちてしまうから。

つまり、「運動しているから痩せた」ではなく、「運動している間だけ痩せていた」に過ぎないんです。

これが恐ろしいところ。

頑張って週5で走っていた人が、仕事や体調で2週間休むと、体重が一気に戻ることがあります。まるで“巻き戻しボタン”を押したかのように。


部活を引退したら太る、あの現象の正体

これは誰もが経験あるのではないでしょうか。

学生時代、部活でハードな練習をしていた人ほど、引退後に「え?俺こんなに太るの!?」と衝撃を受けた経験。

原因は、単純です。

運動量が激減したのに、食習慣が変わっていない。

そして、筋肉が落ちたことで基礎代謝が低下。

つまり「動かない体+食べる量そのまま」で、太るのは当然の流れなんです。

これは大人になっても同じです。

「最近ランニング始めたんです!」と意気込んでいた方が、2か月後には「忙しくて全然走れてません」になり、さらに1か月後には「前より太った気がします」…この流れ、珍しくありません。


有酸素運動の“罠”は「やめた後」にある

有酸素運動をしている間、身体は「効率的にエネルギーを使うモード」になります。

つまり、“省エネ体質”をつくるんです。

人間の身体は本当に賢くて、「長時間の運動に耐えるために、なるべくエネルギーを消費しないようにしよう」と学習します。

一見良いように思えますが、これはダイエット的には逆効果。

消費エネルギーが減る=同じ運動をしても痩せにくくなる、ということ。

さらに、有酸素運動は筋肉を分解しやすい傾向があります。

特に、食事管理をせずに「とりあえず走る」だけだと、身体は筋肉を削ってエネルギーに変えてしまう。

結果、筋肉量が減り、基礎代謝が低下し、「動かなくても太る身体」が出来上がるのです。


「走るのをやめたら太る」──それは当然のこと

一度“走る”ことでカロリー収支をマイナスにしていた人が、急に走らなくなったら、カロリー収支は当然プラスになります。

さらに、筋肉を落としてしまっている分、消費カロリーが減っている。

つまり、走るのをやめた瞬間、太る条件が見事に揃うのです。

ここで厄介なのが、「頑張っていた自分が無駄だった気がして落ち込む」心理。

でも、それは間違いじゃありません。

有酸素運動が悪いのではなく、「頼りすぎた」のが原因なんです。


TRYCE式の考え方:「筋肉を守る」ことが第一優先

ダイエットを長期的に成功させたいなら、最も大切なのは“筋肉量の維持”。

筋肉は脂肪を燃やす炉のようなもの。炉が小さければ、いくら薪(脂肪)を入れても燃えません。

筋肉を維持しながら脂肪を減らすには、筋トレをベースに、補助的に有酸素を入れるのがベスト。

それこそがTRYCE式の王道です。

筋トレは脂肪を直接燃やさないけれど、代謝を底上げし、「燃えやすい身体」を作る。
有酸素は一時的な燃焼。筋トレは永続的な燃焼装置の増設。

この二つをどう組み合わせるかで、結果は180度変わります。


有酸素をやるなら“目的を明確に”

有酸素を完全に否定するわけではありません。

TRYCEでも、お客様の目的に応じて積極的に取り入れています。

  • 通勤を電車やバスから徒歩に変える
  • 食後の軽いウォーキングで血糖値の上昇を抑える
  • 筋トレ後に15分だけ低強度のウォーキングをする
  • リフレッシュやメンタルケア目的で行う

これらは非常に効果的です。

しかし「歩かないと太る」「走ってない自分はダメ」みたいな思考に陥ると、本質を見失ってしまいます。


「毎日30分走る」より「一生動ける体」

多くの人は、モチベーションがあるうちは頑張れます。

でも、仕事が忙しくなったり、雨が続いたり、膝が痛くなったり…そんな時にペースが崩れる。

だからこそ、「続けられる形」を設計することが最優先なんです。

TRYCEでは、短期間の追い込みではなく、“生活の中に運動を組み込む”指導をしています。

走るよりも、まず歩ける体を。
歩ける体を作るには、筋肉を鍛えること。


有酸素は敵ではない、ただし味方にするには「順序」がある

筋トレで土台を作り、有酸素で調整する。

これがTRYCE式の基本構造。

脂肪を落としたいなら、まず筋肉を守る。

筋肉を守りながら、必要に応じて有酸素をプラスする。

「走るより、守れ」──
この一言が、有酸素の落とし穴にハマらない最大のコツです。


ダイエットは「続けること」がゴール

有酸素運動は素晴らしいツールです。
でも、それを“メイン武器”にしてしまうと、長期的にはリスクになる。

TRYCEでは、体重よりも「体質を変える」ことを重視しています。

そのためには、一時的な燃焼よりも、燃え続ける仕組みを作ること。

走ることを否定するつもりはありません。
ただ、「走らなくても痩せられる」体を作るほうが、よっぽど現実的で幸せです。


TRYCEで、“走らなくても燃える体”をつくろう。

TRYCEの体験トレーニングでは、あなたの生活リズム・運動経験・体質に合わせて、無理なく続けられる運動法を提案しています。

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