薬院・高砂・渡辺通・清川エリアのパーソナルトレーニングジムTRYCEです。

寒くなってくると、トレーニング中に「全然汗をかかなくなった」と不安になる方が増えてきます。
そして決まってこう言われます。「汗をかかないから痩せない気がする」と。

でも実はこれ、完全な誤解です。
汗をかく=痩せる、ではありません。むしろ「汗をかかなくても痩せる」が正解なんです。


汗をかく=脂肪が燃える、ではない

汗は「体温を下げるため」に出るだけの生理反応です。
体が熱くなったときに、皮膚から汗を蒸発させて体温を調整しているにすぎません。

実際、汗1リットルで消費されるエネルギーは約30kcal程度。
おにぎりの1/10にも満たないわずかな数字です。つまり「汗で痩せた!」というのは、水分が抜けただけで、脂肪が減ったわけではありません。

「サウナで2kg減った!」という話もよく聞きますが、翌日にはしっかり戻りますよね。
あれこそ、脱水による一時的な体重減少にすぎません。水を飲めばあっという間に元に戻りますからね。

 


汗の量は人によって違う。だから比べる必要はない

お客様からよく聞く質問のひとつに、「隣の人は汗だくなのに、私は全然かかないんです…」というものがあります。
この“汗の量比較”も、誤解を生む原因のひとつなんです。

実は、汗の出やすさは体質で大きく変わります。
汗腺の数や機能、皮膚の厚さ、筋肉量、水分摂取量などで個人差が出るため、「汗をかく人=代謝が良い」わけではありません。

たとえば、普段から汗をかきにくい人が無理に「汗をかこう」とサウナスーツを着たり、暖房を強めたりしても、それで脂肪が燃えるわけではないのです。
それどころか、脱水や体調不良のリスクすらあります。

発汗量よりも効果的に体を動かせているかどうかが重要です。
1回のトレーニングでどれだけ汗をかいたかではなく、1週間後、1か月後に“扱える重量”や“疲れにくさ”が変わっているかが、本当の進歩です。


冬でも代謝を上げる生活習慣のコツ

冬の代謝アップは、トレーニング以外の時間が勝負です。
TRYCEのお客様でも、以下のような小さな習慣で大きく変化した方がたくさんいます。

  • ① 階段を使う:エスカレーターを使わないだけでNEATが爆上がりします。
  • ② 小まめに動く:仕事中も意識して立ち上がる、姿勢を変えるだけでも代謝が変わります。
  • ③ 温かい食事を摂る:冷たいサラダより、温野菜スープの方が消化吸収も代謝も良い。
  • ④ 寝る前のストレッチ:血流が改善され、翌朝の体温も上がりやすくなります。

こうした“小さな積み重ね”が、最終的には脂肪燃焼の効率を大きく左右します。
「汗をかいてスッキリ」よりも、「冷えない体を維持する」ことの方が、ずっと本質的な努力なんです。


冬の“やる気低下”をどう乗り越えるか

寒くなると、ジムに来る前のモチベーションがガクッと下がる人が多いです。
「寒いから今日はやめておこう」「どうせ汗かかないし」――これ、冬の典型的な落とし穴。

でも、実際には寒いほど筋トレ効果が高まりやすいんです。
寒い時期は交感神経が活発になり、体は「熱を生み出そう」と代謝を上げる状態になります。
だから冬の筋トレは、むしろ脂肪燃焼効率が良い。

やる気は“やってから出るもの”。寒さに負ける前に、動くことでスイッチを入れましょう。


本当の「温まる習慣」

“汗をかく”ではなく、“体を温め続ける”。
これが冬のTRYCE流ダイエットの基本です。

筋肉を動かすこと、バランス良く栄養を摂ること、しっかり睡眠をとること。
どれも特別なことではありませんが、続けるほどに体の芯が温まり、自然と代謝が上がっていきます。

「汗をかかない=サボっている」ではなく、「冷えを防いでいる=頑張っている」。
この価値観の転換こそ、冬を制するダイエット成功の第一歩です。


本当に代謝を上げるのは“筋肉”と“日常の動き”

代謝を上げる本当の要素は、「筋肉量」と「日常の活動量(NEAT)」です。
筋肉は体の中でもっとも多くのエネルギーを使う組織。筋肉が多い人ほど、じっとしていてもカロリーを消費します。

また、寒くなると自然と活動量が減りがちです。
「寒いから外に出ない」「通勤が億劫」など、冬こそNEATが下がる季節。これが“冬太り”の正体なんです。

TRYCEでは、冬でも動ける「現実的な継続プラン」を提案しています。
ガツガツ汗をかくよりも、淡々と体を動かす習慣が大切です。


「汗をかかない筋トレ」こそ成果を出す

筋トレは、汗をかきにくい運動です。
でもその代わりに「筋肉を使う時間」が圧倒的に多い。これこそが代謝アップのカギ。

特に、筋トレ後の「アフターバーン効果」は見逃せません。
トレーニングを終えた後も、筋肉の修復にエネルギーが使われ続け、12時間〜最大で48時間ほど代謝が高い状態が続くのです。

汗の量よりも「正しいフォーム」と「継続」。これがTRYCEの考える本当の成果への道です。


冬に代謝が落ちる理由と対策

「寒いと代謝が落ちる」と言われるのは、冷えによって体温が下がり、血流が悪くなるから。
体温が1℃下がると代謝は約13%も落ちるといわれています。

つまり、代謝を上げたいなら“温める”ことが重要。
TRYCEがおすすめする冬の代謝アップ習慣はこちらです。

  • 朝起きたらまず白湯を一杯飲む
  • 湯船にしっかり浸かる(シャワーだけNG)
  • タンパク質・鉄・ビタミンB群を意識的に摂取
  • 冷たい飲み物を控え、常温または温かいものを選ぶ

体を温める=代謝を整える。
冬は「体を温める食事」と「筋肉を使う生活」で、内側から燃える体を作りましょう。


汗を追わず、信じて動く

TRYCEの考え方はシンプルです。
痩せるのに必要なのは「汗の量」ではなく、「動いた量」。

どんなに激しく汗をかいても、週に1回では意味がありません。
逆に、汗一つかかずとも毎日少しずつ動く人ほど確実に変わります。

汗は“結果”であって“目的”ではありません。
冬こそ淡々と、自分を温める努力を続けましょう。


まとめ:汗より大事なのは“継続と温め”

・汗をかいても脂肪は燃えない。
・代謝を上げるには筋肉と日常の動きが必要。
・冷え対策と継続が冬ダイエット成功のカギ。

TRYCEでは、「続けられる現実的な方法」であなたの体を変えるサポートをしています。
汗の量よりも“結果”を出したい方は、まず体験トレーニングからどうぞ。

▶ TRYCEの体験トレーニングはこちら