薬院・高砂・渡辺通・清川エリアのパーソナルジムTRYCEです。
ダイエット中の人にとって、“チートデー”という言葉ほど甘美な響きはないかもしれません。
「頑張ったご褒美」「停滞期打破」「メンタルリセット」――理由はいろいろありますが、どれも共通しているのは「食べたい」という人間らしい欲求。
今回は、そんなチートデーについてTRYCE的な見解をお伝えします。
結論から言えば、チートデーは悪ではありません。ただし、やり方を間違えると敵にもなります。
そもそもチートデーとは?
チート(cheat)は英語で「ズルする」という意味。つまりチートデーとは、「ダイエット中にあえてズルをする日」。
普段の食事制限で抑え込んでいた食欲を一時的に解放して、身体や心の停滞をリセットする日です。
この考え方は、筋トレやボディメイクの世界では昔からあり、長期的に減量を続けるための“戦略的な休息日”として使われてきました。
◎チートデーの本来の目的
- 代謝の停滞を防ぐ(レプチン・甲状腺ホルモンの活性化)
- 精神的なストレスを解消する
- 「また頑張ろう」とモチベーションをリセットする
一方で、SNSで広まった「チートデー=何を食べてもいい日」というイメージは大きな誤解です。
それをやってしまうと、せっかくの努力が一晩で水の泡になることも。
「チートデー=暴食デー」ではない
まずはここをハッキリさせたい。
チートデーは「自由に食べていい日」ではなく、身体と心を整える“調整日”です。
食欲のままにピザ・ケーキ・ポテチ・ラーメンを詰め込めば、それはもはやチートではなくただのリバウンド予備軍。
よくYouTubeなどで筋トレユーチューバーがジャンクフードをとてつもない量を食べる動画がアップされていますが、あれは極端なやり方ですので一般に人が真似すると超危険。
観ていて気持ちのよさは感じますが、あれを正しいチートデーと認識するととんでもないことになります。
とはいえ私自身、減量中にチートデーで停滞を打破した経験がありますので、チートデーはダイエットに効果的だと言えると思います。
そのとき実践したのが、次のようなルールです。
◎TRYCE流「成功するチートデーの条件」
- 炭水化物とたんぱく質を増やす(筋肉と代謝を守る)
- 脂質は普段通り(インスリン×脂肪合成の暴走を防ぐ)
- 一度にドカ食いせず、回数を分けて食べる(血糖コントロール)
- 18時以降は食べない(脂肪蓄積を抑制)
- ジャンクフードは避ける(体内炎症とむくみを防ぐ)
- おすすめは回転寿司・海鮮丼・赤身焼肉・焼き鳥(炭水化物+たんぱく質の黄金バランス)
このスタイルなら、体も心もスッキリ。
実際、私自身もこのやり方で停滞期を突破できました。
なぜチートデーが有効なのか?
ダイエットを続けていると、身体は“慣れ”を起こします。
摂取カロリーが少ない状態が続くと、体は「燃費のいい省エネモード」に切り替わり、消費エネルギーを減らしてしまう。
この状態を抜け出すために、一時的にエネルギーをしっかり入れて「まだ食べ物はあるぞ」と安心させるのがチートデーの役割。
特に炭水化物の摂取でレプチン(満腹ホルモン)が一時的に上がり、代謝を回復させやすくなる。
ただしこれは1日限定の効果で、続けすぎるとただの食べすぎになります。
よくチートデーの魅力に負けてしまって、連日行ってしまう人がいますが、こうなるとダイエット失敗まっしぐらです。
チートデーの落とし穴
チートデーが台無しになるパターンは、たいてい以下の3つです。
- ①「ご褒美」と勘違いして暴食する
→ご褒美ではなく戦略。ストレス解消は大事ですが、限度を超えると逆効果。 - ②脂質を摂りすぎる
→糖と脂質を同時に過剰摂取すると、脂肪合成が爆速モードに。 - ③食べすぎて翌日落ち込む
→罪悪感でストレスが倍増し、結果としてメンタルが不安定に。
TRYCEでは「チート=休息」ではなく、「チート=再起動」と考えます。
つまり、“体をだます”のではなく、“体と精神を整える”という発想です。
メンタル面から見たチートデーの意味
チートデーの真価は、実はストレスの解放にあります。
どんなに完璧な食事をしても、ストレスで交感神経が優位になれば代謝は落ちます。
一時的にリラックスできる食事の時間が、むしろダイエットの継続力を高めることもあるんです。
ただし、「毎週楽しみにしているけど太らない」のが理想。
「チートデーが怖い」になったら、それはもはや毒です。
ストレスを解くための1日が、ストレスの原因になってはいけません。
TRYCE式:チートデーを成功させる5つの心得
- 「目的」を明確にする(代謝回復?ストレス解消?)
- 「期間」を限定する(1日、もしくは1食まで)
- 「質」を意識する(栄養価・消化の良さ)
- 「翌日」を整える(軽めの食事+水分+軽運動)
- 「罪悪感」を持たない(計画的にやればリスクなし)
チートデーを悪者にするのではなく、味方につける。
それがTRYCEの考える“長く続くダイエット”です。
ズルも戦略に変えられる人が、一番強い
ダイエットは「我慢大会」ではありません。
時にはズルをしてもいい。そのズルを“設計”できる人こそ、本当に強い。
体も心も無理せず、続けられること。それがTRYCE式の基本です。
薬院・高砂・渡辺通・清川エリアの「最近停滞してるな」「チートデーのやり方が合ってるか不安」とお悩みの方、
そんな方は、ぜひTRYCEにご相談ください。
あなたに合った“整える正しいズル”を一緒に作りましょう。

