チョコパンと牛乳で「朝食」? 福岡の街頭配布に思うこと
薬院・高砂・渡辺通・清川エリアのパーソナルジムTRYCEです。
先日、RKB毎日放送のニュースでこんな話題がありました。
「福岡県人は朝食を食べない?」──そんな調査を背景に、通勤・通学ラッシュ時のJR千早駅前で“朝食セット”の無料配布が行われたそうです。
内容は、チョコレートパンと牛乳。500セットが無料で配布され、多くの人が笑顔で受け取っていました。
ただ……このニュースを見て、正直に言うと違和感しかありませんでした。
(おもわず笑ってしまいました)
「朝食を取る=健康的」ではない
もちろん、朝食をまったく食べないよりはマシかもしれません。いや、人によっては食べない方が良いかも。
チョコパンと牛乳の組み合わせは「糖+脂質」の典型例。朝から血糖値を一気に上げてしまい、昼前には眠気や集中力の低下を招く可能性があります。
しかも、栄養バランスの観点ではたんぱく質や食物繊維が極端に不足。いわば「おやつを食べて出勤しているようなもの」なんです。
育ち盛りの子どもや学生、体をよく動かす人であれば食べないより食べた方がいいかもしれませんが、ダイエット中の人であれば確実に食べてはいけませんね。
朝食の目的は「体を起こすこと」
本来の朝食の役割は、空っぽの体を“ゆっくりと起動させる”こと。
つまり、「代謝をスイッチオン」するのが目的です。
人の体は、寝ている間にエネルギーを消費し、朝には肝臓や筋肉のグリコーゲンが減っています。
そこに少量の炭水化物とたんぱく質を与えることで、体温・代謝・集中力が上がり、脂肪燃焼もしやすい状態になるのです。
TRYCE式・朝食の3原則
- ① 炭水化物は「適量で」:脳のエネルギー源となるブドウ糖を確保するために、おにぎりや全粒パンなどを少量。
- ② たんぱく質を「忘れずに」:卵、納豆、ヨーグルトなどで筋肉と代謝をサポート。
- ③ 脂質は「控えめか、良質に」:ナッツやオリーブオイルなど、少量の良質脂を意識。
この3つを守るだけで、体は朝から見違えるように動き出します。
TRYCEのお客様でも、朝食を整えただけで体脂肪率が落ち、仕事の集中力が増したという方が多いです。
朝食とダイエットの関係:カギは「代謝」と「血糖値」
「朝食 ダイエット 関係」を語るうえで最も大事なのは、“代謝”と“血糖コントロール”です。
朝食を抜いた場合、体はエネルギー不足と判断し、省エネモードに入ります。つまり、脂肪を燃やすためのエンジンそのものを止めてしまうんです。
さらに、朝食を抜くと次の食事で血糖値が急上昇しやすくなります。
これによりインスリンが大量に分泌され、余分な糖を脂肪として蓄えようとする。これが「朝食抜きは太る」と言われる大きな理由です。
ホルモンのリズムを整える「朝食ダイエット効果」
朝食を摂ることで、体内時計とホルモン分泌のリズムが整います。
人間の体は朝にコルチゾールが上がり、活動モードに入るタイミング。
このときに糖とたんぱく質を少量入れると、血糖が安定し、ストレスホルモンの過剰分泌を防げます。
朝食でホルモンバランスを整えることで、脂肪燃焼ホルモン(アドレナリン・成長ホルモン)の働きも正常化。
つまり、朝に食べることで「太りにくく痩せやすい体」を維持できるということです。
「朝食を抜くダイエット」の落とし穴
一時的に体重が減るのは、水分と筋肉が減っただけ。脂肪が燃えているわけではありません。
朝食を抜くと、筋肉が分解されて基礎代謝が下がり、リバウンドしやすくなります。
しかも空腹時間が長くなるため、夜に食べすぎる傾向が強まり、カロリーオーバーを招くという負のスパイラル。
TRYCEの指導でも、朝食を抜いていた人が「軽めで栄養バランスの良い朝食」に変えるだけで、体脂肪率が下がり、1日のパフォーマンスが劇的に上がるケースが多いです。
「朝食を食べると太る」は誤解?
中には「朝に食べるとカロリーオーバーになる」と考える人もいます。
しかし、朝に摂ったエネルギーは日中の活動でしっかり消費されます。
むしろ、朝食を抜いた分を夜に取り返す方が太りやすい。なぜなら、夜は消費が少なく、脂肪合成が進みやすい時間帯だからです。
つまり、“食べる時間”が太る原因ではなく、“リズムを乱すこと”が問題。
朝食を取ることで体内リズムを整え、夜に余分な食欲を抑えられることこそが、ダイエット成功の鍵なんです。
TRYCE式・朝食ダイエットのすすめ
TRYCEが推奨する「朝食ダイエット」は、決して量を増やすことではありません。
重要なのは“質”と“タイミング”。
- 起床後1時間以内に少量でも口に入れる。
- 糖質30g+たんぱく質10〜20gを目安に。
- 脂質は5g以内でOK。
この比率は、「脳と赤血球に必要なブドウ糖を確保しつつ、代謝を落とさない」理想の構成です。
朝食でリセットする、TRYCE式の“朝習慣”
夜に食べすぎた翌朝、「どうせ太ったから抜こう」と思う人も多いですが、それは逆効果。
脂肪の燃焼スイッチを切ってしまうだけです。
TRYCEでは、そんな日の朝こそ“リセットのチャンス”と捉えます。
おすすめは、ごはん・味噌汁・卵・納豆・海藻。
朝食は内臓を目覚めさせ、交感神経を優位にして代謝を上げます。
朝食を食べない人が太る科学的理由
「朝食 ダイエット 関係」を裏付ける研究も多くあります。
朝食を抜くと、次の3つの変化が起こることが分かっています。
- 基礎代謝が低下し、脂肪が燃えにくくなる。
- 空腹ストレスでコルチゾールが増加し、筋肉が分解される。
- 夜間の過食・脂肪蓄積ホルモン(インスリン)過剰反応を招く。
つまり「朝食を抜く=太る土台を作る」ということ。
ダイエットを成功させるなら、まずは朝の一口から見直すべきなんです。
TRYCEが考える“現実的な朝食”
理想を言えば和食ですが、現代人の忙しい朝には現実的でないことも多い。
だからこそTRYCEは、続けられる朝食を提案します。
- コンビニなら「おにぎり+ゆで卵+サラダ」
- 自炊なら「ごはん少量+味噌汁+納豆+卵」
- 忙しい人なら「プロテイン+バナナ」でもOK
大事なのは、“朝に何かを入れて代謝を起こす”こと。
その行動が、ダイエットと健康のすべての始まりです。
朝食は「痩せるための準備運動」
- 朝食は代謝のスイッチを入れる儀式。
- 朝食を抜くと太るのは「代謝・血糖・ホルモン」すべてが崩れるから。
- TRYCE式は“軽く・質よく・続けやすく”。
ダイエット中に朝食食べるべきかどうか論は、可能であれば食べた方がメリットたくさんです。
朝の一口を変える。それだけで体は確実に変わります。
TRYCEでは、朝食から人生を整えるダイエットを提案しています。
薬院・高砂エリアのパーソナルジムTRYCEでは、食事とトレーニングを両輪でサポート。
「朝食を整えてダイエットを成功させたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
今なら期間限定でお得なキャンペーン実施中です。
お気軽にお申し込みください。

