薬院・高砂・渡辺通・清川エリアのパーソナルジムTRYCEです。
すっかり寒くなったものですから、先日鍋を食べていたところ、汗が噴き出して止まらなくなり着ていたTシャツがビッショビショになりました。
これだけ聞くと「代謝が高いですね〜」と言われそうですが、私自身はそんなに代謝が高い方ではありません。
この現象、”DIT”によるものなのです。
「食べた後に体が温まる」──それがDITの正体
食後、体がポカポカした経験はありませんか?
実はそれ、科学的に名前がついています。「DIT(食事誘発性熱産生)」です。
DITとは、食べたものを「消化・吸収・代謝」する際に発生するエネルギー消費のこと。
つまり、「食べる=エネルギーを使う行為」でもあるのです。
1日の総消費エネルギーは大きく3つに分けられます。
基礎代謝(約60%)、活動代謝(約30%)、そして残りの約10%がDIT。
この“たった10%”を軽視するか、意識的に活かすかで、同じ体重でも脂肪のつき方が変わってきます。
DITが発生する“燃焼プロセス”を理解しよう
DITは食べた瞬間に魔法のように起こるものではありません。
体内で次の3段階を経て発生します。
- 消化:胃や腸で食べ物を分解するプロセス。
- 吸収:栄養素が血中に取り込まれる過程。
- 代謝:取り込んだ栄養をエネルギーや熱に変換する段階。
この「分解→吸収→代謝」で、体は意外と多くのエネルギーを使います。
特にたんぱく質は構造が複雑なため、分解にも代謝にも多くのカロリーを必要とします。
これが「たんぱく質を食べると代謝が上がる」と言われる理由です。
DITが低い人に共通する特徴
TRYCEで多くのお客様を見てきて、DITが低い人にはある共通点があります。
- 朝食を抜いている
- 食事回数が少なく、夜にドカ食い
- 冷たい飲み物・サラダを好む
- デスクワーク中心で筋肉量が少ない
- ダイエット=「食べないこと」と思っている
これらはすべてDITを下げる生活習慣です。
逆に言えば、ここを変えるだけで、何も“我慢”せずに代謝を底上げできます。
DITを高める5つの実践ポイント
DITを効率的に上げるためには、次の5つを意識してみましょう。
① たんぱく質を主役にする
食後のDITは、栄養素によって大きく異なります。
たんぱく質:約30%/炭水化物:約10%/脂質:約1%。
つまり、同じカロリーでも、たんぱく質を中心にすると7倍以上“燃えやすい”のです。
TRYCEでは、朝・昼・夜の食事にそれぞれたんぱく質を取り入れることを基本としています。
卵、鶏むね肉、魚、豆腐、納豆などを上手に組み合わせましょう。
② 食事の間隔を空けすぎない
人間の代謝は、空腹時間が長いと“省エネモード”に入ります。
つまり、DITを発生させるチャンスが減る。
3〜5時間おきに軽く栄養を入れることで、体を「常に燃えている状態」にできます。
ただし、食事回数が増えたからといって、1日の総カロリー量は変わらないようにしてください。
③ 温かい食事で内臓を目覚めさせる
冷たい食事や飲み物ばかりでは、内臓の温度が下がりDITが発生しにくくなります。
特に朝食は温かいスープや味噌汁でスタートするのがおすすめ。
内臓を温めることは、代謝を高める最もシンプルな方法です。
冒頭の私の話(鍋で汗ビッショビショ)が分かりやすい例ですね。
④ よく噛んで食べる
噛む動作そのものがエネルギーを使ううえ、唾液分泌や消化を促進するため、DITが高まります。
「時間がないから」と早食いする人は、DITをみすみす逃しているかもしれません。
⑤ 運動習慣をもつ
DITは食事だけでなく、筋肉量にも大きく影響します。
筋肉は体の“燃焼エンジン”。トレーニングによって筋肉を増やすと、DITの反応速度も高まりやすくなります。
特に、筋トレ後の食事はDIT効果が倍増しやすい時間帯です。
DITを高める食材・行動リスト
TRYCEがおすすめする「DITブースト食材&行動」を紹介します。
- 卵、鶏むね肉、赤身魚、納豆、豆腐
- 唐辛子、ショウガ、にんにく(体温を上げるスパイス類)
- 緑茶、ブラックコーヒー(カフェインによる熱産生効果)
- 朝の軽いストレッチや階段昇降
- 食後に軽く歩く(DIT+活動代謝のダブルブースト)
DIT一日プラン(例)
DITを意識した一日の流れを例に挙げてみましょう。
- 朝:雑炊+卵+納豆+味噌汁(温+たんぱく質でスタート)
- 昼:鶏むね肉のサラダ+玄米+スープ
- 間食:ゆで卵
- 夜:白身魚と野菜の鍋
- 寝る前:白湯で内臓温度をキープ
これだけでDITは1日を通して活性化し、基礎代謝との相乗効果が期待できます。
DITがもたらす“心の余裕”
TRYCEの考えるダイエットは、「我慢」ではなく「理解」。
DITを知ると、食べることが怖くなくなります。
「食べた=太る」ではなく、「食べた=燃える」へ。
この考え方に変わるだけで、食事への罪悪感が消え、継続力が格段に上がります。
DITを活かせないとどうなるか
反対に、DITが発生しにくい生活を続けると、代謝は下がり続けます。
特にダイエット中にありがちな「糖質カット」「極端な食事制限」「冷たいサラダ中心食」は危険です。
短期的には体重が落ちるかもしれませんが、それは水分と筋肉が減っているだけ。
代謝を落とした状態では、少し食べただけでリバウンドしてしまいます。
DITは“最も手軽な代謝トレーニング”
トレーニングが苦手な人でも、食事は毎日必ず行います。
つまりDITは「誰でも」「今日から」「努力ゼロで」始められる代謝習慣なんです。
これがダイエットにおいて、『運動より食事が大切』と言われる所以です。
朝の一杯の味噌汁、昼のたんぱく質、夜の温かいスープ。
その積み重ねが“痩せるリズム”を作ります。
ダイエットで大切なのは「どれだけ我慢するか」ではなく、
「どれだけ燃やせる体を育てるか」。
DITを味方につければ、あなたの体は必ず変わります。
まとめ|DITで「食べて痩せる」は理論的に正しい
- DIT=食後に発生する熱エネルギー消費。
- たんぱく質中心+温かい食事で最大化。
- 筋肉量・食事回数・内臓温度がDITを左右する。
- DITが高い人ほど、リバウンドしにくく痩せやすい。
ダイエットは“食事を我慢する戦い”ではなく、
“代謝を活かす知恵”の積み重ね。
TRYCEでは、その知恵を科学的にサポートしています。
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