第二弾

さてさて、前回の続きですが、今回は「お酒がなぜダイエットに悪影響を及ぼすのか」をお伝えします。

少しだけ前回のおさらいになりますが、アルコールのカロリーは高い(7.2kcal/1gあたり)のは間違いありません。

ですが、カラダに蓄積されにくい特殊な性質をもっているため、直接的には体脂肪になりにくいと言っていいと思います。
(まったくならないわけではないので注意⚠)

それなのにお酒がダイエットに良くない理由は、いくつかありますが何と言っても

代謝が落ちるから です。

その理由を説明しますね。

代謝が落ちちゃう理由

まず大前提として、アルコールはカラダにとっては猛毒であるということを覚えてください。

アルコールがそのまま体内に侵入してくると、人間のあらゆる細胞は傷つけられ、やがて死に至ります。

それぐらい猛毒なのです。

そのため、体内に入ってくる前に肝臓がアルコールを無害な物質に変換(分解)します。

肝臓が一生懸命アルコールを分解してくれるおかげで、私たちはお酒を飲んでも死なずに済んでいるわけです。

働き者の肝臓様

そんな重要な肝臓ですが、やっていることはアルコールの分解だけではなく、その役割は実に多岐にわたります。

糖質をエネルギーとして利用したり、体脂肪を分解したり、摂取したタンパク質(アミノ酸)から筋肉などを合成したり、などアルコール分解の他にも超重要なことを行ってくれているのです。

ですが、先述の通りアルコールはカラダにとって猛毒ですので、そのアルコールの分解はカラダにとって何よりも優先しなければならないことです。

肝臓の仕事をアルコールの分解に取られるというわけですね。

そのため、お酒を飲むと本来行われるはずの代謝が止まってしまい、結果として痩せにくくなったり、余ったエネルギーを体脂肪として蓄積したりするというわけです。

余談ですが、よく「お酒を飲むと筋肉が付きにくくなりますか?」との質問を受けますが、上記の理由からその通りだと言えます。

全く飲まないのもどうでしょうね

では、ダイエット中はお酒は飲んではいけないかというと、それは個人の考え方によると思います。

当然飲まない方がダイエットは順調に進むでしょうが、一つ落とし穴があります。

それが「ストレス」です。

お酒が好きな人がダイエットのためだと言って断酒すると、過度なストレスを招きがちです。

そうなると、過食に走ったり、ストレスホルモン(コルチゾール)を分泌したりと、何かと悪影響が出てきます。

私なら今後の人生でお酒を飲まないなんて考えられませんので、多少代謝が落ちてしまっても運動や食事などを調整してカバーしてでもお酒を飲みながらダイエットに挑みます。

実際私自身、お酒を飲みながらでも体脂肪を10%以下にまで落としたこともありますし、お客様の中でもお酒を飲みながらダイエットを成功させた方はたくさんいらっしゃいます。

何事も完璧を求めてしまうと必ずひずみが生まれますので、適度に上手に付き合っていけば問題無いと思いますよ。

私どものご提案しているダイエットは、お酒と上手に付き合っていく内容ですので、お酒がやめられないけど痩せたいという方は、是非ともご相談ください(^^)

お酒がダイエットに与える影響はまだありますので、次回またお伝えしますね。

お酒好きの方はお楽しみに!

ではでは。

 

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