福岡のダイエット専門パーソナルトレーニングジムの「TRYCE」の田中です(^^)
福岡市内でダイエットにお困りの方は、お気軽にご相談ください^_^
糖新生って言葉を聞いたことはあるでしょうか?
名前だけ見ると、糖を新しく生み出す、と読み取れます。
まさにその通りで、体内で糖質を新たに作り出す仕組みのことを言います。
コレだけ聞いてもよく分からないと思いますので、今回は糖新生について書きます。
ちなみに、ダイエット中に筋肉が減っていく主な原因がこの糖新生です。
糖質はカラダにとって無くてはならないエネルギー源
近年、糖質制限ダイエットがブームになり、すっかり嫌われ者になった糖質。
ですが、糖質はカラダにとって重要な栄養素です。
カラダの各細胞で使用されるエネルギー源で、いわば車で言うところのガソリンです。
車はガソリンが無ければ走りませんよね?人間も糖質が無ければ生きていけないのです。
特に脳と赤血球は糖質だけしかエネルギー源として使えませんので、糖質が枯渇すると致命的です。
(ここではケトン体の話は割愛させていただきます)
糖質制限でも死なない理由
では、糖質制限で糖質をほぼほぼカットしている人はなぜ生きていけるのでしょうか?
だって脳と赤血球が機能停止すれば、人間は死に至りますよね?
死なない理由は、人間は体内で糖質を新しく作り出す能力を持っているから。先述した糖新生ですね。
糖新生で必要な糖質量を作り出し、脳や赤血球、その他の臓器に提供するからこそ、食事からの糖質をカットしても人間は生きていけるのです。
〇〇を材料にして糖質を作り出す
この世界で、何も無いところからモノが作り出せないのと同様に、糖新生も材料を必要とします。
その材料とは一体何でしょうか?
様々な物質がありますが、主に使用されるのは”筋肉”です。
正確に言えば、固有のアミノ酸を使用するため、それを抜き出すために自分の筋肉をアミノ酸に分解して使用するというわけです。
アミノ酸から糖を作り出す際の割合は、なんと約4:3!そりゃ筋肉が大幅に減るわけですね。
以前も書きましたが、糖質制限を行えば体重は減りますが、その多くは筋肉で失われます。糖新生の仕組みが分かれば納得ですよね。
糖新生は肝臓への負担も大きい
糖新生は肝臓によって行われます。
まったく別の物質(アミノ酸)から、まったく別の物質(糖質)を作り出すわけですから、その作業は実に重労働です。
(ちなみに、糖新生で作られる糖質はブドウ糖です)
糖新生を繰り返していると、肝臓に大きな負担がかかり、結果として代謝が下がります。
そもそも糖新生は人間のカラダにとって緊急避難システムのようなものですので、頻繁に発動させることは良くないと言えます。
まとめ
なんとなく難しく聞こえる糖新生、仕組みは分かっていただけたでしょうか。
もちろん、幾多も存在するダイエット法の中には、糖新生はエネルギーを消費するのでダイエットに効果的だ!と謳うものもあります。
それはそれで間違っていない意見とは思いますが、私どもは痩せるだけでなく健康的なカラダになっていただきたいので極力糖新生などの不自然な現象は発生させたくないと考えています。
無理なダイエットで体重を大幅に落としても、それが糖新生によって筋肉が減ったからであれば何一つ喜べないと思います。
今行っている食事法はちゃんとした理論に基づいているのか、健康を害する可能性は無いのか、ここは絶対に意識すべき点です。
と考えると、ダイエットはつくづく知識が大切だと思います。
痩せれても健康を害すれば本末転倒。そんなものは大失敗以外の何ものでもありません。
わけのわからないダイエット法に惑わされず、しっかりとした知識を付けて中身も外見もキレイになりましょう。
頑張りましょうね!
ではでは。