福岡のダイエット専門パーソナルトレーニングジムの「TRYCE」の田中です(^^)
本日はボディメイクにまつわる都市伝説について。
「いやー、若い頃はスポーツやってて筋肉付いてたんだけど、社会人になって運動しなくなったから筋肉が脂肪になっちゃってねー。」
このようなことを言う人って周りに一人はいませんか?
これ、完全に都市伝説で、あり得ない話です。
筋肉と脂肪は全く別モノで、どちらかがどちらかに変化するということは絶対におきません。
木が鉄になるようなもので、物理的にあり得ないのです。
筋肉が脂肪に変わってしまった、という人は、単純に筋トレをしなくなったから筋肉が落ち、運動量が減ったり食事量が増えた結果体脂肪が増加しただけです。
その逆も然りで、脂肪が筋肉になることもあり得ません。
筋肉を付けるには筋トレで筋肉に刺激を与え、材料となるタンパク質などの栄養をしっかりと摂取する必要があります。
体脂肪を減らすには食事の質を改善し、体脂肪がエネルギーとして使われる状況を作らないといけません。あとは有酸素運動で直接体脂肪を燃やすのも効果的です。
このように、筋肉を付ける行為と体脂肪を減らす行為は全く別で行われる現象です。同時並行は難しい(というよりほぼ不可能)と理解できていなければ良い結果を出すことは出来ません。
たまに、筋肉を付けたいから筋トレ始める時は体脂肪が多い方が良いと言う方もいますが、これも全く持って正しくありません。
筋肉を付けるにはカロリーオーバーで体脂肪が増えてでも栄養をたくさん摂らないといけません。そういう意味では筋肉を付ける際は体脂肪を減らさない(というか減らせない)と言えますが、スタート時点の体脂肪量が多いか少ないかは全く関係ありません。
体脂肪⇔筋肉、と言った謎の理論がある故、スタート時の体脂肪が多い程筋肉が付きやすい、などと言った間違った解釈に繋がってしまうのです。
なぜかこの類の都市伝説は根深く、本気で信じている人が少なくありません。
冷製に考えればわかることなのに、イメージだけを信じて考えることをやめちゃっているんですね。
わけのわからない情報やイメージに振り回されず、正しいことをしっかりと行っていきましょう。
ではでは。