福岡市のダイエット専門パーソナルジム「TRYCE」の田中です!
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ダイエット中=玄米?
「ダイエット中に食べるなら、やっぱり玄米の方がいいんですよね?」
もう何度この質問をされたか分かりません。
テレビや雑誌、インターネットなどから「玄米は白米よりもヘルシー」だという情報を得ているんでしょうね。
対する私の答えは、
どっちでもいいから好きな方を食べてください
です。
いやね、もちろん玄米の方が栄養が豊富ですよ。
極端な話をすれば、白米に比べると玄米の方がダイエットに向いていると言えますが、とはいっても天と地ほどの差があるわけではありません。
玄米を過信しすぎないこと
玄米のヘルシーなイメージの理由は、食物繊維が豊富に含まれているからと言われています。
玄米の一膳(160g)に含まれる食物繊維の量は2.24gです。
対する白米は0.48g、その差は約5倍と非常に大きな差に思えます。
たしかに白米は玄米から糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除き、胚乳(はいにゅう)のみにしたものですので、食物繊維がほとんど残っていません。
しかし、冷静に考えれば玄米にも100gだと1.4gしか含まれておらず、豊富というのもあくまでも白米と比較しての話なのです。
「しいたけ」や「しめじ」などのキノコには、100gあたり3.5gの食物繊維が含まれており、優に玄米を凌駕しています。
「キャベツ」が100gあたり1.8g、「ほうれんそう」が100gあたり2.8g、「ごぼう」は100gあたり5.7gと、野菜もそのほとんどが玄米と同等かそれ以上の食物繊維を含みます。
つまり、玄米を食べずとも白米を他の野菜と一緒に食べれば、食物繊維の量では玄米に遜色ないのです。
玄米を無理して食べる必要なし
こんなわずかな差のために、好きでもない玄米を毎日の主食にするのはどうなのかな~と思うわけです。
玄米は独特の風味がありますし、食感もボソボソとしているため、苦手な人は多いですよね。
それなら我慢して玄米など食べず、好きな白米を食べればいいんですよ。
お米はほとんどの人が毎日食べる「主食」ですからね。
いくらダイエットのためだからとはいえ、好きでもないものを毎日が食べ続けるのは苦行以外の何ものでもないです。
ちなみに私は玄米が好きなので、ダイエット中もそうでない時も基本的にはずっと玄米を食べています。
そういう人は多少なりとも栄養価の高い玄米を食べればいいと思いますが、そうでなければ無理する必要は一切ありませんよ。
好きな方を適量食べよう
そもそも糖質量やカロリーは白米も玄米も変わりませんからね。
白米よりも栄養豊富な玄米だろうと、食べ過ぎれば太るのは同じです。
「玄米はヘルシーで太りにくい」と勘違いしてしまい、大量に食べて糖質過多で太ってしまう人は意外と多いんです。
逆に適量に抑えることができれば、白米でも太ることはまずありません。
お米に限ったことではありませんが、何でも食べ過ぎると弊害が出ますし、適度な量であれば問題ないのです。
どちらが良いか悪いかなんてくだらないことで悩むよりも、自分の生活や食事習慣などから一日に必要な糖質の量を算出し、それをどう摂取していくのかを考えた方が賢明だと思います。
みんな論争が大好き
多くの人が今回の「白米VS玄米」の他にも、「肉食VS草食」、「筋トレVS有酸素運動」、「サプリメントVS非サプリメント」、など、対極の意見を攻撃したがる傾向があります。
ハッキリ言ってこれらは全て不毛な議論であり、争うことで良い結果なんて何も生み出しません。
何が自分に合っているかなんて、ライフスタイルや好み、性別や年齢など、人それぞれ異なります。
それなのに自分に合っているだけの意見を人に押し付けること自体が無意味なのです。
先に述べた対極の意見のどちらにも良い点はあるわけですから、それらをうまく取り入れればいいだけのことだと思います。
特にメディアは極端な意見を好みますので、報じる内容も偏りがちに感じます。
「糖質制限ダイエット」なんかが良い例ですよね。
先日、とあるテレビ番組で糖質制限賛成派の医者と反対派の医者が激しい議論を繰り広げていました。
どちらの医者も完全に相手を倒すことしか考えておらず、あまりの幼稚さに笑ってしまいました。
どちらもメリット&デメリットがあるわけで、それらが万人に当てはまるわけがないのに、さも自分の意見が100%正しいという主張をしていました。
そんなくだらない論争に惑わされず、自分の頭で「それらとどう付き合うべきか」を考えなければいけないのです。
ということで、我慢して嫌いな玄米を食べ続けている方は、明日から白米に変えて食事を楽しみましょうね(^^)/
ではでは。