薬院・高砂エリアのパーソナルジムTRYCEです。
今回は、ダイエットを静かに、そして確実に壊していく“最大の敵”についてお話しします。
それが、習慣的食欲です。
多くの人は「太る原因=食べ過ぎ」「食べ過ぎ=空腹」と考えています。
しかし実際には、私たちが口にしている食事のかなりの割合は、
本当の空腹とは無関係です。
- 時間になったから
- いつもの流れだから
- なんとなく口が寂しくて
- ストレスが溜まったから
これらはすべて「空腹」ではなく「習慣」によって生まれた食欲です。
そしてこの習慣的食欲こそが、ダイエットを最も難しくしている正体でもあります。
習慣的食欲とは何か?本当の空腹との決定的な違い
まず、「空腹」と「習慣的食欲」はまったくの別物です。
■ 本当の空腹
- エネルギー不足
- 血糖値の低下
- 胃の収縮
- 身体からの生理的サイン
これは生命維持に必要な、極めて正常な欲求です。
この食欲に対しては、速やかに食事をして応えてあげるべきです。
■ 習慣的食欲
一方の習慣的食欲は、
- 時間
- 環境
- 感情
- 刺激
などに反応して生まれる“条件反射”のような食欲です。
お腹が空いていなくても発生します。
むしろ多くの場合、お腹は空いていません。
それなのに、人は食べてしまう。
栄養は十分に足りているのに、さらに追加してしまうと、余った栄養は体脂肪として蓄えられる。
これが太る最大の理由です。
なぜ人は「お腹が空いていないのに」食べてしまうのか
習慣的食欲は、脳の報酬系と強く結びついています。
- 甘いものを食べた
- 気分が少し楽になった
- また同じ場面で同じものを食べた
- また気分が楽になった
この繰り返しにより、脳は学習します。
「この状況=食べると気持ちが楽になる」
こうして、ストレス・時間・場所と“食べる”という行動が自動で結びついていきます。
これが、習慣的食欲の正体です。
つまり、食べているのはお腹ではなく、
脳のクセなのです。
習慣的食欲が最も強く出やすい3つのタイミング
■ ① 夜のリラックスタイム
仕事が終わり、お風呂に入り、ソファに座る。
この瞬間、多くの人に「何か食べたい」という欲求が湧きます。
これは空腹ではありません。
「一日の終わり=食べる」という条件反射です。
■ ② ストレスを感じた直後
イライラした。
嫌なことがあった。
気分が落ち込んだ。
このとき、人は“早く気分を変えてくれるもの”を欲します。
それが多くの場合、食べ物です。
特に甘いものは報酬系を刺激するため、強い欲求が襲ってきます。
■ ③ 暇な時間
何もしていない時間。
スマホを眺めているだけの時間。
この「余白」に、習慣的食欲は入り込みやすいです。
習慣的食欲がダイエットを壊す理由
習慣的食欲の厄介な点は、
本人が“食べている自覚が薄い”ことです。
なんなら、無意識に食べてしまい、食べたことを覚えていない人もいます。
- 一口だけ
- ちょっとだけ
- これくらいなら大丈夫
こうした“小さな摂取”が、
1日、1週間、1か月と積み重なり、
気付いたときには体脂肪として蓄積されています。
ダイエットがうまくいかない人ほど、
「ちゃんと食事管理しているのに痩せない」と感じています。
しかし実際には、
無意識の間食・つまみ食い・習慣食が確実に介入しています。
習慣的食欲とホルモンの深い関係
習慣的食欲は「気のせい」や「意志の弱さ」だけで起きているわけではありません。
そこには明確に、ホルモンの関与があります。
■ ドーパミン|「報酬」を求めて食べたくなる
甘いもの、脂っこいもの、刺激の強い食べ物を口にすると、脳内でドーパミンが分泌されます。
このドーパミンは「快」の感情を生み、脳にこう刷り込みます。
「これを食べると気分が良くなる。次も同じ行動をしよう。」
この繰り返しが、習慣的食欲を“自動運転”にしていきます。
■ コルチゾール|ストレスで食欲が暴走する
ストレスが続くと、コルチゾールというホルモンが慢性的に分泌されます。
このホルモンは血糖を維持しようとする作用があり、結果として
- 甘いものが欲しくなる
- 脂っこいものが欲しくなる
- 量を欲しやすくなる
という現象が起こります。
つまりストレス過多な生活を送っているだけで、
習慣的食欲が発動しやすい体内環境が完成してしまうのです。
習慣的食欲は「意志の弱さ」ではない
ここは非常に重要なポイントです。
習慣的食欲で食べてしまう人の多くは、
「自分は意志が弱いから…」
「また我慢できなかった…」
と、自分を責めてしまいます。
しかし実際には、
これは“性格”ではなく“神経回路の問題”です。
繰り返された行動は、脳内に強固な回路として固定されます。
そこにストレス・疲労・環境刺激が加わることで、
人は「考える前に」「無意識に」食べてしまうのです。
これはサボりでも甘えでもありません。
正しく介入しなければ、ほぼ誰でも同じように陥ります。
習慣的食欲を断ち切る5つの戦略
では、この最強の敵「習慣的食欲」と、どう向き合えばよいのか。
TRYCEでは我慢ではなく、環境と行動の設計で対処します。
■ ① 食べる“場所”を限定する
ソファ、ベッド、車の中、デスク。
これらの場所で食べる習慣があると、習慣的食欲は強くなります。
「食べるのは必ずテーブルだけ」
このルールを作るだけで、無意識の摂取は激減します。
■ ② 「何となく」の間食を“見える化”する
間食を我慢しようとするのではなく、
まずは「何を」「いつ」「どれだけ」食べているかを把握します。
食べるものを記録して、量や内容を把握するだけでコントロールが可能になります。
これだけで、
習慣的食欲は“自覚された瞬間に半分消える”のです。
■ ③ 夜のリラックス時間に“代替行動”を用意する
夜の習慣的食欲は最も強力です。
この時間帯に
- ハーブティー
- 炭酸水
- 軽いストレッチ
- 入浴時間を少し長くする
など、「食べないで済む行動」を先にセットしておきます。
■ ④ ストレスを「食」以外で抜く
ストレス解消=食べる、になっている人は非常に多いです。
- 散歩
- 音楽
- 入浴
- 誰かと話す
- 運動
ストレス発散の選択肢を増やすことで、
習慣的食欲の発動頻度は確実に下がっていきます。
■ ⑤ 「我慢」ではなく「仕組み」で距離を取る
- 家にお菓子を置かない
- 買い置きをしない
- 夜にデリバリーアプリを開かない
- 通知を切る
これらは意志ではなく、
行動を制限する“仕組み”です。
人間は強い意志を持つ必要はありません。
弱い意志でも守れる環境を作ればいいのです。
「我慢」で対処すると必ず反動が来る
習慣的食欲に対して、
我慢だけで対処しようとするとどうなるか。
- 数日は我慢できる
- しかしどこかで爆発する
- その反動で過食する
- 自己嫌悪に陥る
- また我慢しようとする
この負のループに、無数の人が落ちています。
だからTRYCEでは、
「我慢」ではなく「設計」で習慣的食欲を消すことを徹底しています。
習慣的食欲が消えると、ダイエットは急に簡単になる
不思議な話ですが、食事制限よりも先に「習慣的食欲」が消えると、ダイエットは一気に楽になります。
- 間食が自然と減る
- 食後のデザートが不要になる
- 夜食がなくなる
- 過度な我慢がいらなくなる
すると、
“特別なことをしていないのに、体脂肪だけが静かに減っていく”
という状態が生まれます。
これが、TRYCEが目指している
「努力感のないダイエット」です。
まとめ|ダイエット最大の敵は「空腹」ではなく「習慣」
今回の内容をまとめます。
- 多くの人が食べているのは「空腹」ではなく「習慣」
- 習慣的食欲は脳とホルモンで作られる
- 意志の問題ではない
- 我慢ではなく環境設計で対処する
- 習慣的食欲が消えると、ダイエットは一気に楽になる
ダイエットは、努力や根性で続けるものではありません。
「無意識の食行動を、いかに減らすか」
ここを制した人が、最終的に勝ちます。
TRYCEでは、あなたの生活に根付いた“習慣的食欲”も含めて、根本から見直す指導を行っています。
もし、
「頑張っているのに痩せない」
「食べていないはずなのに太る」
そんな悩みがあるなら、
それは空腹ではなく“習慣”が原因かもしれません。
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