福岡市中央区のダイエット専門パーソナルジムTRYCEの田中です(^O^)
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先日、お客様がテレビで、
パンを食べるならバターを塗った方が太りにくい
ごはんにマヨネーズをかけて食べると太りにくい
と、声高々に新しいダイエットの常識を発表している番組を見たそうです。
私どものジムへ長く通われている方でしたので、んなわけねーだろと一蹴していただいたそうですが、なぜそんなバカげたことを堂々とテレビで放送するのか分からない、と困惑されていました。
私はこの番組を見ていないのですが、恐らくGI値に特化したダイエットの情報だろうと予測できます。
GI値とは、グリセミック・インデックスのことで、食品ごとの血糖値の上昇具合を数値化したものを言います。
GI値が高ければ高い程、その食品を食べた際に血糖値が上昇しやすいということです。
血糖値が急上昇すると、それを下げようと膵臓からインスリンが大量に分泌されます。
インスリンの分泌量が多ければ多い程、摂取した栄養素が体脂肪へ変換されやすくなります。
んでこの血糖値、糖質(炭水化物)のみを摂取するよりも、同時に脂質を摂取した方が上昇ペースが遅くなります。
脂質は消化・分解・吸収に時間がかかるため、同時摂取した糖質(炭水化物)の吸収も遅れるからです。
だからと言って、
なるほど！だったら脂質と糖質を同時に摂取すればいいんだ！
と判断するのはちょっと早い。
確かに血糖値の上昇が緩やかになり、伴ってインスリンの分泌も緩やかになれば太りにくくはなります。
ですが、インスリンはあらゆる栄養素を各細胞に取り込む働きがあり、糖質に反応してインスリンが分泌された時に脂質があると体脂肪に蓄積されやすくなります。
脂質と糖質を重ねると、体脂肪として蓄積しやすくなるということです。
という理由から、GI値を下げるだけの食事法はダイエットに効果的とは言えない、と私は考えます。
ましてや、(私の大嫌いな)糖質制限ダイエットや低脂質ダイエットなど、GI値ダイエット以外を行っている方にとっては逆効果以外の何物でもないです。
まあ確かに「パンにバター」「ごはんにマヨネーズ」なんてキャッチーですから、テレビの視聴率は稼げそうですもんね。
(そもそもごはんにマヨネーズかける人いるの？)
ただ、その番組を見られたお客様が言うには、詳しい説明はほぼ無かったそうです。
そんなもんですよね。ざっくりした情報をタレ流して、「後は知ったこっちゃない」って態度でしょう。
この番組を見た方の多くが、テレビ番組のお墨付きってことで、バターやマヨネーズをたっぷりと使用し出すことでしょう。あー怖い。
ってな感じで、世の中はわけのわからない情報で満ち溢れています。
そんな時代だからこそ、正しい情報を選別する力を身に付けなければなりません。
特にダイエットは、見た目だけでなく健康にも直結します。
正しい食事をして、カラダの中も外もキレイになりましょう。
何が正解なのかわからない方は、お気軽にご相談くださいね。
今ならお得なキャンペーンも実施中です。
ではでは。