カロリー不足状態で脂肪は減る
ダイエットを行う場合、基本的にカロリーを減らすことは必須だと言えます。
カラダにカロリーが不足している状態を作り、蓄えている体脂肪を分解して、エネルギーとして使用することで、過度に蓄積された体脂肪を減らしていくのが、ダイエットと言えます。
➀食事を調整してカロリーを減らし、摂取カロリーを減らす(プラスを減らす)
➁運動などで活動量を増やし、消費カロリーを増やす(マイナスを増やす)
➀か➁、または➀と➁を同時に行って、トータルの摂取カロリー量を減らすこと、これが一般的なダイエットの方法です。
ただし、細かいことを言えば、「どのような栄養素からカロリーを摂っているか」という点にも気を配らなければなりません。
例えば、張って1,000kcalまで摂取カロリーを減らしても、そのカロリーが脂質や糖質だけで構成されていて、タンパク質をほとんど摂っていなければ、ダイエットは成功しません。
(そもそも1,000kcalなんて低すぎるので私どもの指導ではあり得ません。あくまでも例えです☝)
もちろん、体重は減るでしょうが、筋肉が大幅に減少してしまい、理想とは程遠いカラダ付きになってしまいます。
あくまでも必要な栄養素を摂取することを前提の上で、カロリーを摂り過ぎないよう調整していくことがベターだと私どもは考えます。
もちろん、それも間違いではないと思います。
ダイエットや減量に関しては、実に様々な理論が存在します。
そのどれもが間違いではありませんし、どれか一つだけが正解というわけではありません。
上記はあくまでも私どもの推奨する理論ですので、ご理解ください。
筋肉の分解に注意
カロリーが不足した状態というのは、カラダにとっては栄養不足、つまり緊急事態と言えます。
栄養が足りていない場合、カラダは余計な部位に希少な栄養をまわさなくなります。
余計な部位の代表格が「筋肉」です。筋肉は重量が重たいので、存在しているだけでカラダにとっては文字通り重荷になります。
また、筋肉は熱を作り出すので代謝を高めます。ただでさえ摂取エネルギーが少ない状況で、燃費を悪くされるのは困るので、栄養不足の状況下では筋肉は邪魔者でしかないのです。
これがダイエット中に筋肉が分解される可能性が高くなる理由です。
カロリー(栄養)が不足した状態では、人間は真っ先に筋肉を削ろうとします。
それを防ぐためにはどうしたらよいのか?
それは、筋肉の材料であるタンパク質をしっかりと摂取し、分解されにくくすることです。
(適量の炭水化物や脂質も必須になりますが、今回は説明を割愛させていただきます)
また、タンパク質は脂質などに比べるとカロリーも低く(4kcal/1g)、そのカロリー吸収率も栄養素の中で最も低い(約70%)ため、食事のタンパク質の割合を高くすると、空腹感のないダイエットを進められるといったメリットもあります。
では、そんな素晴らしいタンパク質が豊富な食材と言えば?
そう、「お肉」です。
近年は、健康&フィットネスブームもあり、肉食の方が増えたように思います。
お肉は動物の筋肉ですので、アミノ酸の構成バランスも良く、タンパク質補給にはもってこいの食材なんですね。
お肉は脂質に要注意☝
ただし、お肉でタンパク質を補給するときは注意が必要です。
それは、脂質も同時に摂取してしまいがちなことです。
ダイエットのため、ヘルシーなたんぱく質を摂ろうとしても、一緒に脂質をたくさん摂取してしまえば、確実にダイエットは成功しません。
お肉がヘルシーだと思ってたくさん食べた結果、脂質を摂りすぎてカロリー過多になる、よくあるパターンです。
先述の通り、お肉はタンパク質を補給するには理想的な食材です。
ちゃんとお肉の種類(牛、豚、鶏、など)や部位(ロース、ヒレ、むね、もも、など)を選べば、ダイエットの強い味方になってくれます。
逆に言えば、お肉の種類を知ることで、ダイエット中でもストレスなくある程度幅の広い食事が出来るというわけです。
やはり知識がダイエットを助けてくれるというわけですね。
正しいお肉を選択し、タンパク質が不足しないようにしっかりと食べましょう(^^)
ではでは