福岡市中央区のダイエット専門パーソナルジムTRYCEの田中です!
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このコーナー、覚えてます?
久々に消化吸収のお勉強です(^^)
今回は皆さんが忌み嫌う「脂肪」についてです。
脂肪は他の栄養素(炭水化物、タンパク質)に比べて、消化吸収の時間がかなりかかります。
そのため、夜遅くの食事で脂肪を摂取することは、ダイエット的にも健康的にもオススメできません。
ではなぜ時間がかかるのか?他の栄養素と消化吸収の手順がどう違うのか?
これらをできるだけ分かりやすくお伝えしますね(*^^)v
脂肪の消化吸収
食事から摂取した脂肪は、まず胃の中で消化が始まります。
と言っても、ここではほんの一部分が消化されるだけで、主には小腸で消化されます。
脂肪は基本的に油ですから水に溶けません。
脂肪を分解する「酵素」は、水が豊富に存在しなければ力を発揮できないので、水を弾く脂肪(油)にはイマイチ効きが悪いのです。
そこで、水と油を混ぜる界面活性剤のような物質を利用し、脂肪を水に溶かして乳化させます。
この混ぜ合わせる物質を「胆汁(たんじゅう)」と言い、胆汁は肝臓で作られて胆のうから分泌されます。
この段階(胆汁によって乳化された)の脂肪は水分を豊富に含むため、消化酵素によってガッツリと消化・分解され吸収されていきます。
この乳化の作業は他の栄養素では必要なく、水を弾く脂肪独特のものです。
乳化には非常に手間がかかるため、脂肪の消化は他の栄養素と比べると時間がかかってしまうというわけです。
脂肪の消化が苦手な人
脂っこい料理を食べると胃がもたれたり、お腹を下す人っていますよね?
これは人それぞれ個人差があるのですが、先述の脂肪の消化経路を考えると、「胃酸の出が悪い人」、「胆のうを切除してしまった人」、「肝臓の悪い人」などは、脂肪の消化能力が低いと言えます。
脂肪の消化が上手くいかない人は、便に脂が浮くこともあります。
(脂肪が消化吸収されず、そのまま体内を通過して出てきている)
また、加齢による消化能力の低下も考えられ、40歳を超えてくると脂ものがキツくなる人も多いと思います。
焼き肉が顕著で、若い時ほど霜降りのお肉が食べられなくなりますよね。
(私ももう2切れぐらいが限界になっちゃいました・・・(´;ω;`))
それと、普段から低脂肪食を食べている人は、胆汁の出が悪くなり、これまた消化能力が低くなります。
これは本当に顕著で、私どもが推奨する「高タンパク質、中炭水化物、低脂質」のダイエット法を実践していただくと、脂肪に対する耐性が明らかに低くなります。
と言っても、そもそもが摂り過ぎている人が多く、カラダが必要とする適量を摂ったからといって、胃もたれや下痢を引き起こすことはありません。
それほど現代社会では、脂肪を摂りやすい食生活になっているということで、低脂肪食ぐらいがカラダにとってはちょうどいいのだと考えます。
そもそも脂肪はカロリーが1gで9kcalと非常に高く(タンパク質や炭水化物は1gで4kcal)、エネルギーの貯蔵性も高いので太りやすいため、ダイエット中の人は意識して減らすべきなのです。
といっても、完全にカットするのはダメですからね。
脂肪は、ホルモンの材料やエネルギー源となりますので、カラダにとって必要な栄養素です。
また、脂溶性ビタミン(ビタミンA,D,E,K)など、脂肪に溶けやすい栄養素は、脂肪と一緒に摂取すると吸収率が上がるというメリットもあります。
良質な脂肪を適量摂ることは、ダイエットにも健康維持にも必要なことなのです。
食べ過ぎに注意して、脂肪を味方につけることが上手なダイエットの近道と言えますね。
適量や摂るべき脂肪の種類は、個人のライフスタイルや嗜好によって異なります。
自分がどのような脂肪をどのぐらいとるべきなのか、知りたい方は是非とも体験トレーニングをお申込みください(^O^)/
的確なアドバイスをさせていただきますよ♪
年明けのご予約も年内にお受けしますので、是非ともお気軽にお問い合わせくださいね(^_-)-☆
ではでは。