久しぶりの友人との再開でしたが、、
先日、学生時代の友人に久しぶり(13年ぶりぐらい?)に会ったのですが、なんとまあ恐ろしいほどの変貌を遂げていました。
その友人はもともと痩せ型だったのですが、再開したその姿たるやかなりの恰幅の良さ。
聞けば30代になってから急激に太りだし、20代に比べると体重が20kg以上も増えてしまったそうで。
まあ私も40歳ですから、同級生と考えるとそれぐらいの変化は別に不思議ではないのですが。
ダイエット常習者
聞くとその友人は太りだしてから何度もダイエットに挑戦してきたらしく、痩せてはリバウンドしを繰り返して今に至るとのこと。
「どうせまた痩せても戻るからこのままでいいんだよ」と、今ではすっかり意気消沈してダイエットを諦めてしまっていました。
個人的にその友人が今までどんなダイエットをしてきたのか気になったので詳しく尋ねてみると、よくある極端なやり方で短期間に一気に落とす方法を行っていたそう。
基本的に毎回2か月でマイナス10kgを目標に掲げ、食事量を普段の1/4程度(ほぼサラダとむね肉ばかりの糖質制限)まで一気に減らし、加えて毎日のように1時間近くのジョギングを行う。
これらをしっかりとこなすことでこれまではほぼ確実に目標をクリアしてきたらしいですが、そんなハードなことやってりゃそりゃ誰でも痩せますよね。
目標を達成するまではたしかに凄いの一言ですが、その後は毎回100%の確率でリバウンドしてきたそうで、それだと何の意味もありません。
リバウンド=ダイエット失敗
以前にもブログでお伝えしましたが、たとえ一時的に痩せてもリバウンドしてしまえばそのダイエットは失敗です。
痩せてからそれを維持できなければやっていないことと何ら変わりません。
むしろダイエット中に筋肉を失ってしまっているので、やる前よりもリバウンド後の方が体脂肪率は上がります。
続かないダイエットはやらない方が良いわけです。
実はこの友人のようなパターンは非常に多く、何度もリバウンドを繰り返している人は少なくありません。
これには理由があり、一番はやはり「短期間で済む」ということです。
人間は食事制限や辛い運動など、を苦しいことを継続的に続けることが苦手です。
そのため、1~2か月程度の短期間集中してさっさと終わらせようとします。
実際そのぐらいの期間であれば集中力やモチベーションは保てるもので、意外と痩せる確率は高いです。
ですので、よく目にする大手がやっているようなパーソナルトレーニングは「2か月でマイナス〇〇kg!」などと言った謳い文句が多いんですね。
しかし短期間の間どれだけストイックな生活を送ろうと、その後に元の生活に戻してしまえばカラダも元通りになるのは当たり前の話です。
ましてや短期間とはいえ食べたいものや飲みたいものを我慢してきたわけで、その反動たるや凄まじい勢いだと想像できます。
また、短期間で変動したものは短期間で元に戻りやすいため、それもリバウンドが起こりやすい理由となります。
(以前お伝えした恒常性のせい)
とにかく短期間の極端なダイエットは高確率でリバウンドするので、最初から手を出さない方が無難と言えます。
リバウンドを繰り返すたびに代謝が落ちて痩せにくくなるため、その友人も回を重ねるごとにどんどん苦しくなっていったと語っていました。
すると心が折れてしまい、ダイエットをしようという気力すらなくなってしまいます。
現実的で持続可能かどうか
そうならないよう、長期的な目標を立てて現実的な内容のダイエットを行う必要があります。
自分にとって無理の無い食事と運動を行い、リバウンドが起きにくいようにある程度時間をかける必要があります。
もちろんモチベーションが高いうちに一気に痩せることは効果的ですので、2か月ぐらい集中して体重や体脂肪を落とし、そこからすぐに普段通りに戻すのではなく調整をしながら少しずつ食べる量を増やしていく。
かつ体重(もしくは体脂肪)の増減の幅を設けて、ある程度食事を緩めた結果増えてきたらまた引き締めて落とす、落ちたらまた緩めるなどメリハリを付けるのも重要になります。
この辺に関しては経験と知識が非常にモノを言うので、詳しい人に教えてもらうのが良いかと思います。
私の友人にもその旨を軽く伝えたところ、また再びダイエットのモチベーションが復活したようで私のジムに通うと決意を固めていました。
(決して通えと営業したわけではありませんよ)
皆さんも一人ではどうしても難しいという場合は、一度プロに相談することをおススメします。
パーソナルトレーナーでもヨガインストラクターでもピラティスインストラクターでもお医者さんでも栄養士さん誰でもいいので、とにかくダイエットに詳しい人に習うのが最大の近道です。
もうリバウンドするような無理なダイエットは卒業して、現実的で継続可能なダイエットで生涯キレイなカラダを手に入れましょう。
頑張りましょうね。
ではでは。