春の訪れはすぐそこ

ここ最近の福岡は異常な暖かさが続いています。

昨日なんて昼間20℃でしたよ、まだ2月中旬なのに。

寒いのが嫌いな私にとっては非常に喜ばしいことですが、さすがにこの時期に暖かいというのは何となく奇妙な感じがします。

この分だと春の到来も早そうですね。
(花粉の飛散が恐怖ですが)

お酒とダイエット

春になると花見や歓送迎会など、お酒を飲むシーンが増えてきます。

ただちょうどこれからは夏に向けてのダイエットを始めるという人もいらっしゃいますので、タイミング的にはちょっと微妙に感じるかもしれません。

でもね、お酒は付き合い方を間違いなければダイエット中でも飲んでOKなんですよ。

ということで今回は、ダイエット中の上手なお酒の飲み方についてお伝えしていきます。

ダイエット中はお酒を飲んでもいいのか?

この質問は歴代ナンバー1と言えるぐらいたくさん聞かれます。

それだけ多くの人が気になっているんでしょうね。

そして、そのほとんどの人が「お酒=太る」と思っています。

かく言う私も、ダイエット知識皆無のデブ時代にはお酒は太るものだと思い込んでいたので、断腸の思いで断酒していました。
(そもそも食事の知識がぐずぐずでしたので一切痩せませんでしたが)

しかし、先述の通り付き合い方さえ間違えなければ、お酒を飲みながらでもダイエットを成功させることは可能です。

真の太る原因

ぶっちゃけお酒を飲んで太る原因のほとんどが「つまみ」です。

とある研究結果によると、適度な飲酒量であれば飲まない場合よりも肥満度が低くなる傾向が見られたそうです。
(この研究の適度な飲酒量は「ビール大瓶1本」とのこと)

この研究はあくまでも「適量」であることが条件ですが、結果として飲酒と肥満が直接的には関係が薄いことを証明しています。

つまり、太る要素であるつまみさえ気を付ければ、お酒を楽しみながら痩せられるわけです。

避けるべきおつまみ

では具体的にどのようなおつまみを食べればいいのかというと、まず第一に避けるべき栄養素がありますのでそこを意識してほしいです。

それは、炭水化物(糖質)です。

お酒(アルコール)と炭水化物を同時に摂取してしまうとめちゃめちゃ太りやすくなります。

この状態はお酒を飲む前、最中、後のどのタイミングでも炭水化物を摂取すると起こります。

つまり、例えば居酒屋でとりあえずのポテトサラダ(じゃがいもは炭水化物)、おつまみにパスタやピザ、締めにラーメンなどを食べてしまう。

ついついやってしまいそうな内容ですが、このような飲み方は確実に太りますので、まずは炭水化物を避けることを心掛けてください。

食べるべきおつまみ

逆に摂取すべき栄養素ですが、それが「タンパク質」と「ビタミンB」です。

まずタンパク質ですが、肉や魚、卵や大豆に豊富に含まれており、居酒屋などには何かしらメニューに並んでいますので頼みやすいです。

アルコールの分解は肝臓で行われますが、その肝臓の材料であるのがタンパク質です。

お酒を飲む時にタンパク質を摂取することで、アルコール分解で疲弊した肝臓を早く回復させることが出来ます。

また、タンパク質は腹持ちが良いので満腹感を得やすくなり過食を防ぎやすくなります。

更に、炭水化物(糖質)の吸収を緩やかにしてくれるので、結果として糖質による体脂肪の合成をしにくくしてくれます。

それでいてタンパク質はカロリーが低く、糖質もほぼ含まれていない(味付けは別)ので体脂肪になりにくい、まさにおつまみにぴったりな食材と言えます。

それとお酒を飲む時にもう一つ重要な栄養素がビタミンBです。

ビタミンBはアルコールを代謝する際に大量に使用されるため、お酒のみの人はビタミンBが不足しがちになります。

ビタミンBは各栄養素の代謝や脳の栄養素ですので、不足すると不具合が起きてしまいます。

そのため、アルコール分解に必要分は食事などで摂取する必要があります。

ビタミンBが豊富な食材は、

・レバー(牛、豚、鶏すべて)
・豚肉
・カツオ
・うなぎ
・赤パプリカ
・バナナ ⇒糖質多
・さつまいも ⇒糖質多

などに含まれています。

特にカツオやレバー、豚肉はタンパク質も同時に摂取できますので、嫌いじゃ無ければ積極的に注文したいですね。

食事だけだと必要なビタミンBを摂りきれない人は、サプリメントを飲むのも良いと思います。
(あまりサプリメントに頼りたくない私もビタミンBは毎日欠かさず飲んでます)

理性を失わずお酒と上手に付き合う

まとめますと、

・お酒だけでは太らないのでダイエット中も飲んでOK
・ただし、飲み過ぎはNG
・太る原因はおつまみ
・お酒を飲む際は炭水化物(糖質)は避ける
・おつまみは「タンパク質」を主体に
・酒飲みが不足しがちなビタミンBも意識(サプリメントでも良い)

という感じです。

こうして見るとかなり単純な内容ですので簡単に取り組めそうですが、これが意外と難しいのです。

なぜなら「酔っ払ってしまう」から。

ここがお酒を飲むことの最も恐ろしいところで、酔っ払うと理性が吹き飛びますので、理屈が分かっていてもついつい強気になって暴食してしまうんですね。

となるとやはり大切なのは飲み過ぎないこと。

理性を保てる範囲でお酒を楽しむことが、自ずとダイエット成功へも繋がります。

私をはじめとする呑兵衛のダイエッターの皆様、くれぐれも注意して下さいね。

ではでは。